自閉症長男と発達グレー次男の「放デイ」活用術。通う日数も目的も違うのは理由があって
ちなみに今課題として掲げているのは、「人の物を勝手に触らない。触る前に許可を取る」です。けんとは、人の物を勝手に借りてしまったり、気になる物を見つけると、人の物でも触ってしまったりするのです。
マイワールドが強いけんとは、以前は1人での遊びを好んでいましたが、放課後等デイサービスを利用していく中で、人と関わる遊びにも少しずつ興味をもつようになりました。通っている施設には定番のアナログゲームや、手先を使うおもちゃ、ボードゲームなどがたくさんあり、休み時間に遊べます。けんとの場合は「特定のお友だちと遊びたい」というよりは、「やりたい遊び」があって、それを誰かと遊びたいようで、最近よくボードゲームをしているそうです。
同じ施設に何年も通い、安心できる先生、友だち、環境の中で過ごしながら、誰かと一緒に何かを楽しむという、家では体験できないことも、少しずつ楽しめるようになっている気がします。
集団下校や習い事もしたい、次男の場合は…
次男ゆうきにとっての放課後等デイサービスの役割は、少しけんととは違うところもあるように思います。
ゆうきは、昔から集団行動はできますが、年中までは1人遊びばかりでした。しかし、年長になりこども園でお友だちと楽しそうに遊ぶようになりました。その様子を見て、同級生の子たちと同じように小学校からの集団下校に参加するのも必要だと思いました。また、習い事や、お友だちと遊ぶ時間もつくろうかなと思い、放課後等デイサービス利用は週2日にしています。
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通っている放課後等デイサービスでの休み時間、ゆうきは身体を動かして、よく遊んでいるそうです。ゆうきにとっての放課後等デイサービスは、本人の課題である気持ちのコントロールや社会性を学ぶだけでなく、ストレス発散の1つになっている気がします。ちなみに今課題として掲げているのは「負けても怒らない」と「自分の意見があっても、人の発表の番の時は聞いて待つ」です。
「毎日でも行きたい」と言っているので、今後通うペースはいろいろな方とも相談しながら考えていこうと思っています。
私にとっての放課後等デイサービスの存在
わが家の子どもたちだけでなく、私にとっても発達支援施設はなくてはならない存在です。抱えている日頃の子どもについての困りごと、どのように対応したらいいのか分からないことを相談し、アドバイスをこれまでたくさんいただいてきました。