「コミュニケーション能力」もアップする! ダンスが子どもの成長に与える効果。
ほかのスポーツや趣味と同様、スクールに通っている人もいれば、上手なパフォーマンスを見るのが好きな人、まったく興味のない人まで、人によってさまざまでしょう。
ダンスが苦手だという親御さんの中には、自身の中学時代にダンスの授業で恥ずかしい思いをしたり、気乗りしない振り付けを皆で行なったりした「苦い思い出」があるかもしれません。
また当時、テレビ番組の企画で放送されていたストリート系ダンス版甲子園の高校生パフォーマーやキレのあるダンスが人気のアイドルグループなどを見て、ダンスは特別な才能をもった一部の人のものというイメージをもっている人もいるかもしれません。
しかし、ここ10年でダンスを取り巻く環境はめまぐるしく変化しているのをご存じでしょうか。ダンス必修化をきっかけに、Eテレでダンス&ボーカルグループのメンバー2名による子ども向けのダンス番組がスタートし、同時期には高校生のダンス選手権も始まり、大阪の高校ダンス部のキレのある演技が一大ブームとなったのは記憶に新しいところです。
動画投稿サイトでは、アイドルグループのヒット曲に合わせてご当地ダンスが披露され、人気ドラマのエンディングテーマ曲の振り付けは社会現象を巻き起こしました。
「一般人がやるダンスは恥ずかしいばかりで面白くない」というイメージは着実に変わってきています。
ダンスはコミュニケーション能力がアップする
それでも、急にダンスを好きになる自信がないという人もいるでしょう。
ここで、ダンスが子どもたちの教育にどのような効果があるのか紹介します。
【ダンスはコミュニケーション能力がアップする】
先に引用した学習指導要領にもある通り、ダンスの授業では「仲間とのコミュニケーションを豊かにすること」が重視されています。
上手くダンスを踊ることよりも、仲間とのダンスを通して自分の意見を伝え、相手の意見を聞き、コミュニケーションを図ることが第一。学校のダンス授業にも関わっている、振り付けユニット「振付稼業air:man」の杉谷一隆さんはインタビューで、次のように話しています。
自意識が強すぎる人ほど、「人より下手かもしれない」「遅れているかもしれない」と思ってしまう。
「うまくならねば」という価値観だと、「自分はダンスは向いてない」「苦手だ」となって、ダンスが嫌いになってしまう。 そういう人を減らしたくて、学校のダンスの授業に関わっています。
下手でもいいし、動きがバラバラでもいいんですよ。楽しくコミュニケーションできれば
(引用元:withnews|学校の授業でダンスやるのダサくない?有名振付師の答えが深かった)