子どものプログラミング入門に最適! 文部科学省提供の無料ツール「プログラミン」とは?
(文部科学省|プログラミンより)
ツールの名前になっている「プログラミン」とは、メインのプログラムを作り上げる不思議な生物のこと。「プログラミン」のサイトには、
プログラミンは、きみの絵に命をふきこむ不思議な生物。
一匹ごとに違う役割をもっていて、
動かしたい絵の上に、動かしたい順番で積んであげると、
その通りに絵を動かしてくれるんだ。
(引用元:文部科学省|プログラミンプログラミンについて)
とあります。動きを表す命令(コマンド)は28種類。それぞれの「プログラミン」に親しみやすい名前が付けられているのが特徴です。
(画像引用元:文部科学省|プログラミンプログラミンのやくわり表)
●プログラミンの名前(一部抜粋)
・絵を動かす:ミギクルリン(右に回す)、ジャンピン(ジャンプさせる)、シターン(下に動かす)、ウエーン(上に動かす)
・一定時間止める:トケイン
・絵の色を変える:カメロン
・別の絵にする:キガエルン
・最初に戻す:リセットン
・フキダシを出す・消す:フキダシン・フキケシン
・音を鳴らす・止める:オンプン・ミュートン
・繰り返す:ズットン
・球を発射する指示:タマーン
絵の色を変える「カメロン」は、カメレオンに由来する名前。ゲーム性の高いアニメを作るには必須の「タマーン」は、その名の通り球を飛ばすプログラミンです。ユニークな名前が楽しくて、機能もすぐに覚えられそう。すべてのプログラミン(コマンド)は、文部科学省のサイトで紹介されています。
これら28種類の「プログラミン」を、絵を動かしたい順番に上へ積み上げていきます。この操作方法は、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのライフロングキンダーガーテングループで開発された「Scratch」を参考にしたそう。Scratchがコマンドを順番に下へくっつけていくのに対し、「プログラミン」は上へ積み上げる方式を採っています。
プログラミンの特長は「簡単」「楽しい」「すぐできる」
「プログラミン」の特長は次の3つ。
・簡単
PC上でドラッグ&ドロップするだけで、動作や指示のコマンドを簡単につなげ、プログラムを作り上げることができます。プログラム言語に頭を悩ます必要はありません。
・楽しい
直観的に分かりやすくシンプルな設計なので、初めてプログラミングを体験する子どもにとっても分かりやすく、ゲーム感覚で遊びながら学ぶことができます。