子どもに「作文レシピ」を与えよう――“花マル”な作文が書ける「誘導文付きテンプレート」
以下のまとめなどは、ちょっぴり感動的な締めくくりではないでしょうか。読後感がさわやかです。
まとめ:わたしは、これからもたくさん走って、もっとはやく走れるようになりたいです。
作文のテーマも、そのつど自由に変えていきましょう。先ほどは「わたしの好きなもの」でしたが、「わたしの夢」などもおすすめです。
テーマ「わたしの夢」
結論:わたしの夢はことです。
理由:その理由は(だ)からです。
まとめ:夢がかなったら(し)たいと思います。
おそらく子どもたちもワクワクしながら書くことでしょう。
テーマ「わたしの夢」
結論:わたしの夢はひこうきのパイロットになることです。
理由:その理由は自分でそうじゅうして、空をとぶことが楽しそうだからです。
まとめ:夢がかなったらたくさんの人をのせて、せかいじゅうを飛びまわりたいと思います。
もしも書けなかったとしても、それはそれです。その子はその子なりに、「わたしの好きなもの」や「わたしの夢」と向き合ったはずです。その答えを出せるのはもう少し先かもしれません。どうしても書けないときは、「どういうテーマだったら書きたい?」と本人に聞いてみてもいいでしょう。
子どもと一緒に親も作文にチャレンジ!
テンプレートのいいところは、子どもたちがゼロから文章を生み出すのではなく、穴埋めゲーム的に取り組める点にあります。おそらくこの記事を読んだ親御さんのなかにも「このテンプレートは大人でも使えそう」と思った人もいることでしょう。つまり、年齢を問わず、わたしたちは「作文レシピ」を欲しているのです。
もちろん、今回紹介したもの以外にも、たくさんのテンプレートがあります。子どもと一緒にテンプレートを考えてみるのもいい方法です。「テンプレート=文章構成」です。それを考えること自体が論理的思考の養成につながります。
そうそう、テンプレートを使って作文を書かせるときは、ぜひ親御さんも一緒に書いてみてくださいね。
子どもはいつでも親の背中を見ています。「ママ(パパ)も書いている」と思った瞬間から、急に“書きたいモチベーション”がアップする子もいます。書き上げた作文をお互いに発表し合って、それぞれの内容について語り合うのもおすすめです。作文を通じて親子の絆が一段と深まるはずです。
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