子育て情報『スイミングは何歳から習わせるべき? 脳科学的には○歳までがベスト。』

スイミングは何歳から習わせるべき? 脳科学的には○歳までがベスト。

によれば、スイミング教室のコーチが指導で使う言葉には、家庭ではなかなか出会えない空間的な表現(「突き出しの角にある赤いリング」「背泳ぎできるように向きを変えて、目は上に」など)が多く含まれています。

実際、ヨルゲンセン教授が、スイミングを習っている3~5歳の子ども177人に認知機能測定テストを受けさせたところ、「Understanding Directions(方向理解)」分野での得点平均が、一般の平均より約16点も高いという結果でした。

集中力がつく

スイミングスクール「ケーニーズ」によると、スイミングは「何もしなければ水中に沈んでしまう」ため、一生懸命に泳ぐことによって集中力がつくそう。

たしかに、泳いでいるあいだは早くゴールに着こうと必死ですよね。それに、正しいフォームで泳がないと沈んでしまい、適切なタイミングで息継ぎをしないと水を飲んで苦しい思いをします。そのため、泳いでいるあいだは自分の体の動きに全神経を集めるので、集中力がつくのかもしれません。

東京大学の学生にスイミング経験者が多いのは有名な話ですが、「スイミングのおかげで集中力がついた」と話す東大生もいるようです。

スイミングは何歳から習わせるべき? 脳科学的には○歳までがベスト。


スイミングは何歳から始められるのか

さて、スイミングには多くのメリットがあることがわかりましたね。
すぐにでも子どもにやらせたくなりそうですが、実際のところ、スイミング教室に通えるのは何歳からなのでしょうか?

実は、0歳から通えるスイミングスクールは多いのです。2018年12月時点で29都道府県に展開している「コナミスポーツクラブ」は、4カ月~高校生まで年齢に応じた5種類の子ども向けスイミング教室を展開。4カ月~2歳の子どもが保護者といっしょに参加する「ベビースイミング」は、親子で水遊びをしたり子どもが水に浮かぶのに慣れるのを促したりするコース。泳ぐ練習はしませんが、親子のスキンシップには最適ですし、水への恐怖心を小さいうちに取り除くことには大きな意味があります。
スイミングは何歳から習わせるべき? 脳科学的には○歳までがベスト。


スイミングを何歳から始めるべきか1:運動神経を鍛える

『栄養・生化学辞典』によると、運動神経とは「筋肉を支配し、身体の運動や姿勢を制御する神経」。運動が上手にできる人のことを、俗に「運動神経がよい」と言いますね。

さて、この運動神経ですが、米国の高名な人類学者リチャード・スキャモン(1883~1952)によると、神経の発達は4歳頃に全体の約8割が、6歳でおよそ9割が完了するそう。

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