触って感じて想像する美術遊びをしよう! 家にある素材ですぐできる「コラージュ」
などの会話が、より一層面白い制作につながるでしょう。
このコラージュの方法は、お絵かきに遊び心がある子、工夫するのが好きな子に比較的向いていると思います。
<材料>
のり、水性カラーマーカーペンまたはクレパス
雑誌、チラシの切り抜き
<方法>
①雑誌、チラシの写真を切り抜く
今回のコラージュの主旨は、切り抜きを使っての制作です。まだはさみがうまく使えない子の場合は、あらかじめ大人が切り抜いておいても良いでしょう。
②切り抜きを組み合わせてイメージする
切り抜きをのりで貼る前に、紙の上で動かしてみたり、いくつもの切り抜きを組み合わせたりして遊びます。ああでもない、こうでもないと組み合わせながら、子どもはいろんな想像を膨らませているのです。のりで貼る事が目的にならないように、とにかく自由に遊ばせてみてください!
③お絵かきをしながら切り抜きを貼る
お絵かきをしながら切り抜きを貼っていきます。このとき、子どもの描いている物を通じて色んな会話をしてみましょう。「ここに何を描いたの?」「この〇〇は何しているの?」「これからどうなるの?」などです。沢山描く事が目的ではなく、子どもが自然に楽しく想像できることが大切です。その想像を作品に反映できるような会話をしてあげてくださいね。
コラージュ<2>:家にある素材を探してみよう!
次は、家にある素材でのコラージュです。わざわざ買わなくても、皆さんのご自宅にはきっとたくさんの素材があるはず。たとえば、包装紙やデパートの紙袋にはいろいろなデザインが描かれていますよね。それに、難しい字が並んでいる新聞紙も子どもにとっては素敵なデザインに見えるものなのです。
子どもは視覚以外にも触ることで多くの情報を得ようとするので、ビニール袋や段ボールの凹凸も面白い感触を味わえるでしょう。
これからご紹介するコラージュの方法は、視覚的な作品の見栄えを意識するのではなく、触った感触やデザインから何を制作していくか「直感的」に考える事ができます。また、見つけた素材の色や形や感触から何に使えそうか考えてみるのも頭を使った良い遊びになるでしょう。いわゆる「見立て遊び」ですね。
こちらのコラージュの方法は、直感的に制作をするような子が向いているでしょう。素材を自分で切ったり、貼ったり自分でできる方が楽しめる内容なので、幼稚園年中、年長さんの方が楽しめる内容です。