当てはまったら要注意! 睡眠不足な子どもが出しているサインとは?
夜型の5歳児は三角形が書けない」と話しています。このように、睡眠が不足すると、心にも影響がおよびます。小さな子どもが、コントロールのきかない感情を抱え、心を痛めてしまうのです。
寝不足な子が出している3つのサイン
さて、こうした様々な危険にさらされている寝不足な子たちは、共通して何かしらのサインを出しています。それを親御さんが敏感に察知することで、早期に睡眠不足を解消させてあげられるかもしれません。
そこで、下記に寝不足な子によく見られるタイプや行動、様子を挙げていきたいと思います。
【寝不足のサイン1:自己肯定感が低い、イライラしている】
子どもの態度や発言に注目してみてください。理由やきっかけもなく常にイライラしていたり、「どうせ自分なんか」「頑張っても無駄だし」といった投げやりな言葉を口にしたりしていませんか?
文科省の調査から、睡眠不足の子どもには、自己肯定感が低く、イライラしやすい子が多いということがわかりました。
自己肯定感が低いということは、自分の能力に自信がなく、自分の存在価値が見出せないということ。自分で自分のことを好きになれないのです。
子どもの態度や発言に「あれ?」と思うような点があれば、それが要注意のサインと考えられるでしょう。
【寝不足のサイン2:昼間の居眠りが多い、休日に遅くまで寝ている】
日常的な行動にも、睡眠不足のサインは潜んでいます。昼間に居眠りをしていることが多かったり、休日に寝溜めをしたりする行動は、まさに普段の睡眠が足りていない証拠です。
授業中も居眠りしてしまい、授業の進度についていけなくなってしまうことも。対応が遅れると、不登校になるケースもあるといわれています。
こうした行動は、周囲から「怠け者」と誤解されることが少なくありません。
せめて親だけでも、子どもの睡眠が足りていないということに気づいてあげたいところです。
【寝不足のサイン3:毎日忙しい、何事にも頑張りすぎてしまう】
何事にも真面目に、一生懸命取り組む頑張り屋さんは、睡眠不足になりやすいといわれています。学校や塾、習い事など、忙しい毎日を送る子どもは少なくありません。それらを無理矢理すべてこなそうとすれば、睡眠時間を削るしかない、ということになってしまいます。
子どもの様子を見て、「ちょっと頑張りすぎているな」と気になるなら、それが要注意のサインといえるのではないでしょうか。