子育て情報『“49” の失敗体験が子どもの挑戦力につながる! 過干渉にならない会話のコツ』

2019年1月31日 11:57

“49” の失敗体験が子どもの挑戦力につながる! 過干渉にならない会話のコツ

と、意識を変えてみませんか?

「親がやってあげようとしたら拒否するようなことは、どんどん子どもにやらせてあげればいい」とは、前出の愛珠幼稚園園長・天野先生の言葉です。子どもが「自分でやる!」と言い張って聞かないことはよくありますよね。そのこだわりこそが、子どもの自主性を育てる鍵になるのです。

ただし、自分ひとりでレインコートを着た子どもを前にして、たとえボタンがずれていたとしても、親が勝手に外して直してはいけません。その場合はまず鏡の前へ連れて行き、子どもが自分の姿を見て自己訂正する機会をつくることが大切です。人がやってくれたら、どこが間違っていたのか気づくことなく終わってしまいますが、自分で気づき、間違いを正すことができれば、子どもにとって大きな自信につながります。

“49” の失敗体験が子どもの挑戦力につながる! 過干渉にならない会話のコツ


子どもが自発的にやりたくなる工夫とは?

モンテッソーリ園の指導方法は、命令口調ではなく、子どもたちが自発的にやりたくなるような雰囲気をつくることを重視しています。その手法を参考に、ご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか。


■子どもになにか聞かれたとき、「こうすればいい」と答えをすぐに教えることはせず、「あなたはどうしたいの?」「どうすればいいと思う?」と聞き返す。
■子どもが「こうだと思う」と言ったことがもし違っていても、すぐに間違いを指摘せずに、「そうかな?ほかにないかな?」と問いかける。
■なんでも自分で考えさせて、大人はお手伝いをするだけ。

このように、自分で考えて、失敗しながらも解決することを繰り返すと、子どもたちは物事に柔軟に対応できるようになります。

「吉祥寺こどもの家」の百枝義雄園長も、子どもの能力を伸ばすために親は「教えない」ことが大切だと述べます。誰だって、一生懸命やっている横で「違うよ」「間違ってるよ」「こうするんだよ」と言われ続けたら、せっかくのやる気も失われてしまいますよね。それは子どもも同じです。

やる気と自信は、子どもの試行錯誤の経験の中から生まれてくるもの。
大人が先回りして教えても、結果的には何もいいことはないのです。

“49” の失敗体験が子どもの挑戦力につながる! 過干渉にならない会話のコツ


上手な声かけと自主性を育む会話のコツ

最後に、『「自分で考える力」が育つ親子の対話術』(朝日新聞出版)の著者・狩野みき先生が提案する、子どもの「伝える力」を磨くための環境づくりについてご紹介します。

「伝える力」とは、子どもが自分で答えを見つけ、言いたいことを言えるということ。

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