散かった部屋は認知能力と集中力を低下させる!? 親子で実践「ドイツ式整理術」
など用途ごとにまとめて。
(2) 使う場所に収納
リビングで使うものはリビングに、子ども部屋で使うものは子ども部屋に、が基本。例えば、洗面所の壁にほうきやモップをセットしておき、「汚れたときに、気付いた人が掃除しよう」と家族で共有しておくと、子どももお掃除に参加しやすくなります。
(3) 取り出しやすく収納
使う頻度が高いものほど、手が届きやすい場所に収納しましょう。【コツ3】「掃除&片付け」を習慣化
いくら片付けを意識して生活したとしても、時間がなくて置きっぱなしになることもよくあるはず。そんなときのために、「片付けタイム」を設けて、まとめて掃除&お片づけを。タイミングは、夕食前や就寝前など毎日の習慣に付随して決めると、習慣化しやすいでしょう。【コツ4】指示は具体的に
もし、子どもに掃除や片付けの指示をするなら、「本を本棚に戻してね」「テーブルを拭いてね」など具体的にしましょう。
「本棚をきれいにしてね」はNGです。「きれいに」では、子どもには抽象的すぎて伝わりませんのでご注意を。その経験の積み重ねが、子どもが片付け上手になる道になります。【コツ5】成果を褒める
「お片付け上手にできたね」「いつもきれいに拭いてくれてありがとう」など、そのつど必ず声をかけてあげてください。子どもは褒められたら嬉しくて「次もがんばろう!」と思うものです。モチベーションは継続の大きな力になります。
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人気メンタリストのDaiGoさんも、著書『人生を思い通りに操る片付けの心理法則』の中で、片付けによる心理的効果が人生に与える影響について認められています。“捨てるものを決める” “手順を決める” “掃除の仕方を考える” など、「掃除と整理整頓は人生の疑似体験かも!?」と思える部分が多いことに気づきます。
我慢、継続、思いやり、自主性、責任感。お掃除や整理整頓で身につく能力を挙げてみると、自己肯定感にもつながるものばかりです。“きれい好き” は遺伝でも性格でもなく、成長の過程に身につけられるもの。子どもの頃に習慣化しておくことが何より大事なようです。
(参考)
Newsweek|「こんまり」人気の深層—片付けは不眠や不安や肥満さえ癒す
ベネッセ教育情報サイト|「ドイツ式整理術」で片付けができる子に!
ベネッセ|家族で年末の大掃除!子どものやる気を高める効果もアリ
ベネッセ|なかなか片付けてくれない…片付けられない子どもへの接し方
ノムコムwith Kids|子どものお片付けに関するアンケート結果発表
サンキュ!|モノ・コト・時間からの解放。