子育て情報『散かった部屋は認知能力と集中力を低下させる!? 親子で実践「ドイツ式整理術」』

2019年2月4日 10:32

散かった部屋は認知能力と集中力を低下させる!? 親子で実践「ドイツ式整理術」

掃除&整理整頓をして「生きる力」を身につけよう

また、日本で学校掃除が実施されているのは、文部科学省が学習指導要領で定める「生きる力」を身につけるための一環。掃除や整理整頓の教育効果は国も認めているのです。

では具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。

■責任感・自立心・自主性が生まれる
「自分のことは自分でやる」習慣が大事です。

■思いやりの気持ちを持てる
掃除をすることで、きれいな状態を保つには手間と労力がかかることを知り、感謝の気持ちが芽生えます。

■空間や時間の使い方を学ぶ
きれいな状態を保つことで、時間と空間をより効率よく使えるようになることが体感できます。

きれいな状態が作業効率を上げるのは間違いないですが、その状態を保つ努力を自分自身ですることが、子どものメンタル面の成長をさらに促してくれることがわかりますね。


モノの “住所” を決めて整理整頓を習慣化

ドイツには、「人生の半分は整理整頓である」ということわざがあります。その心は、身の回りが整理されていることが人生に大いに影響するということ。ドイツでは、この精神を子どもの頃からしっかりと教えられるのだそうです。

ドイツ人のお母様を持つ料理研究家の門倉多仁亜さんが推奨されている、“子どもも実践できる整理術” についてご紹介しましょう。

【コツ1】「なぜ整理整頓しなければならないのか」を考える
ただ「片付けなさい!」と叱るのは逆効果。“片付け=嫌なもの”という意識を子どもに植えつけかねません。「どうしてきれいを保たなければいけないのか」、その理由がひいては「自分が楽するため」とわかれば、自然と行動も変わるはずです。ドイツでは、使ったものは元に戻すことを徹底して教え、学校に行くときの持ち物準備も子ども自身の責任。
大人が手伝うことはしないそうです。こうして、「自分のものは自分で管理する」クセが身についていくのです。【コツ2】「モノの住所」を決める
掃除や片付けをするときの手間を省けるように、わかりやすく取り出しやすい収納を心がけることが肝心です。あまり細かく場所を指定しすぎないことも大事。例えば「勉強セット」なら、ボックスを決めてその中に入れることは徹底してやってもらいますが、箱の中はさほど気にしないこと。“ゆるめにざっくり” の余地を残しておくことが継続のコツです。
(1) 一緒に使うものはまとめて収納
「勉強セット」「ゲームセット」

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