子育て情報『「言葉ゲーム」で子どもが辞書にハマる! はじめての辞書を大活躍させる方法』

「言葉ゲーム」で子どもが辞書にハマる! はじめての辞書を大活躍させる方法

また、目を瞑ってパラパラと辞書をめくり、ピタッと止めたページに沿って適当に指をさします。言葉の意味の部分だけを読み上げて、その言葉はなんなのか当てっこする遊びも、楽しみながら学びにつながるのでおすすめです。

■「調べて終わり」にはしない!
前出の学研プラス今井氏は、調べた言葉をさらに発展させるために次のような提案をしています。


たとえばスナック菓子の袋に「さくさく」って書いてあったらそれをいっしょに調べてみる。国語辞典だととなりに「ざくざく」がのっていますから、次は「ざくざく」と書かれているお菓子を買ってきて、「さくさく」とどうちがうのかを実際に食べ比べてみる、なんていうふうにどんどん広げていけるといいですね。

(引用元:同上)

体験したことを言葉で表現できれば、子どもの世界は無限に広がっていきます。ただなんとなく通り過ぎていく出来事に足を止めて、意味を調べて言語化できる能力をつけることは、確実に子どもの将来の可能性を広げていくことにつながります。

「言葉ゲーム」で子どもが辞書にハマる! はじめての辞書を大活躍させる方法


親がすべきこと・できること

最後に、子どもが辞書と仲良くなるために親としてできることをまとめました。
お子さんがどのようにして辞書と関わっているのか、適度な距離感で見守ってあげるのがポイントです。

■最初の一歩は「すでに知っていることを調べる」
「せっかく買ったのに全然興味を示してくれない」という場合、子どもが好きなものについて調べてみましょう。好きな食べ物や動物を改めて辞書で調べてみると、あっと驚く新鮮な発見があるかもしれません。

■「頼りにしてるよ」がやる気につながる
親がわからない言葉に出会ったときも、ぜひ子どもに調べてもらいましょう。「これってどういう意味かな?教えてくれる?」と聞けば、子どもはがぜんやる気を出します。■親も辞書を引く姿を見せる
子どもが辞書を引いているとき、ぜひ親御さんも大人用の辞書で同じ言葉を調べてみましょう。普段から親が辞書を引くことが当たり前の光景になっていれば、子どもも自然と手に取るようになります。

■強制しない!
「絶対に辞書を引かなければ」というプレッシャーに押しつぶされて、辞書を手に取ることが億劫になってしまっては元も子もありません。
すぐに「自分で辞書を引いて調べなさい」と言うのではなく、気分が乗らないようであればインターネットで調べてあげてもいいでしょう。

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