発想力がぐんぐん伸びる! 子どもの脳を休ませる “ぼんやりタイム” が必要な理由
精神科医の樺沢紫苑氏も、このDMNによってインプットされている情報が整理されるので、ぼーっと過ごす時間こそアイデアが生まれやすくなるといいます。子どもの発想力を伸ばすためにも、脳を休ませてダラダラする時間は決して無駄ではないのです。
ちなみに、テレビやパソコンは刺激になるので、画面をただ見ていても脳の休憩にはなりません。子どもの想像力や思考力を育てるには、外からの刺激が一切ない状態でぼーっとすることが一番です。
「もう、ダラダラしてないでシャキッとしなさい!」
「まだやってないことがあるんじゃないの?」
「宿題は?明日の準備は?やることがないなら部屋を片づけて」
子どもがダラダラしていると、つい言ってしまうこれらの言葉。きっとそれは、家の中でもきちんとして過ごさなきゃだめだ、という思い込みによって不安感が募ってしまうからでしょう。
ぼーっとすることは決して悪いことではありません。むしろ、脳を休めることで明日への活力を取り戻し、さらには子どもの発想力を伸ばすことにもつながるのです。
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たまには親子でのんびりダラダラしてみるのもいいのではないでしょうか。お子さんの健康のためにも、なにごともほどほどに、バランスの良い生活を送りたいですね。
(参考)
ベネッセ教育総合研究所|ベネッセのオピニオン 第57回「ゆとり」がない子どもたちの放課後ー多忙な子どもたちの生活時間を考えるー
日経DUAL|もしかして親のエゴ?子どもの「習い事」落とし穴
PRESIDENT Online|なぜ頭のいい子は家でダラダラユルユルか
洋泉社MOOK(2017),『子どもの脳を伸ばす 最高の勉強法』,洋泉社.
Study Hacker|夕食後は絶対にダラダラしなさい。夜の過ごし方を今すぐ変えるべき本当の理由。
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