「自分の意見が言えない子ども」には4つのタイプがあった。我が子を認めていますか?
by 平川裕貴さん(幼児教育研究家)
『グローバル社会に生きる子どものための6歳までに身に付けさせたいしつけと習慣』の著者である平川さんは、知識の少ない幼児期の子どもには、選択式質問法がおすすめだと言っています。
小さい子どもには、「何がいいの?」とか「どうしたいの?」などと質問しても、なかなかうまくは答えられません。
ですから、言葉を教えながら選択させるのです。選択するためには考えなければなりませんから、とてもいい訓練になります。
(引用元:ハピママ|子どもに“考える癖”をつけさせよう! 自分の意見を伝える「自己主張力」の育て方)
「今日のサラダには、キュウリとトマトのほかに何を入れようか?卵とツナ、どっちがいい?」「くるくる回転する乗り物と、とても速く走るコースターがあるよ。どっちに乗りたい?」など、必要に応じて提供したり考えるためのヒントを投げかけたりしてサポートしてあげることが大切です。
選択質問法にすると「知らないからわからない」から一歩進んで、考える力がつきますし、正しい表現などのボキャブラリーも増えますよ。
3.「自分の気持ちを表現できない……」
自分の感情や意見はあるけれど、どう表現したらいいのかわからない、ぴったり当てはまる言葉を知らないというタイプです。
大人でも、今まで見たこともないアート作品に出合ったら、どう言い表したらいいか戸惑うことがありますよね。その状態がいつも続いているというイメージが近いかもしれません。【解決法】
「子どもの感情を親が代弁してあげる」by 渡辺弥生教授(法政大学文学部心理学科)
親子間の会話について、「ヤバイ」「マジ」などの言葉だけでは、複雑な人間の感情を表現することは難しいと、渡辺教授は警笛を鳴らしています。
子どもが初めての感情に向き合っている時、「切ないんだね」「感激しているのね」など保護者が一歩先に立って気持ちに当てはまるボキャブラリーや表現で代弁してあげると、子どもも感情と言葉をリンクさせて習得していくことができます。
(引用元:ベネッセ教育情報サイト|子どもの感情表現を人間的成長につなげる方法)
子どもの感情表現は、基本的に親がお手本となります。家庭の中で、自分の気持ちを表現する語彙をたくさん使って会話をしましょう。親自身が表現に自信がない場合は、絵本を子どもと読むなどして、親も一緒に感情表現を学んでいきましょう。