初めての料理やお弁当作りに、ぜひ「おにぎり」を。「親子で作るおにぎり」がもたらす“学び”
おにぎり作りは、“親子料理デビュー”に最適だ、というわけなのです。
おにぎりでお弁当作りにも挑戦!
おにぎりと言えば、お弁当の定番。特に春は、お花見にピクニック、遠足、運動会など、お弁当を持ってお出かけする機会が増える季節です。この時期だからこそ、お子さんと一緒に作ったおにぎりを持って、お出かけしてみてはいかがでしょうか?
ここである取り組みを紹介します。それは、全国約2,000校もの小中学校で行なわれている「弁当の日」というもの。「弁当の日」の実施校では、子どもは「自分だけ」あるいは「親子で」作った弁当を学校に持っていきます。調理だけでなく食材の買い出しや献立まで、子どもが担うケースもあるのだそう。
この取り組みの狙いは、子どもが自分のお弁当づくりに関わることを通じて“学び”を得ること。
その“学び”とは、親への感謝の気持ちを抱く、食べ物の好き嫌いがなくなる、食材についての知識を得る、といったものです。(「弁当の日」について、詳しくは『お弁当作りには学びがつまっている!「生きる力」を育てる「弁当の日」ルール』をお読みください)
こうした、小中学校で注目されているお弁当作りの効果は、まだ学校に通っていない小さな子どもでも得ることができるはず。その手段として最適なのが「おにぎり作り」です。おにぎりを作ってそれをお弁当にするだけなら、未就学児にもできますし、親御さんも気負わなくて済むでしょう。それに、自分で作ったおにぎりを持ってお出かけするとなれば、子どもは間違いなくテンションが上がります。想像しただけで、子どもの喜ぶ顔が目に浮かんできますね。
おにぎりが作りたくなる&食べたくなる絵本のご紹介
親子で作るおにぎりの良さをお分かりいただけたことと思います。ただ、親御さんがおにぎり作りに躍起になっても、お子さんにその気がなければ仕方がありませんよね。
そこで、読めば必ずおにぎりが作りたくなる&食べたくなる絵本をご紹介します。
『おにぎりに はいりたいやつ よっといで』
岡田よしたか・作
この絵本の作者、岡田よしたかさんによるお話の特徴は、何と言っても、関西弁を話す食べ物が主人公であるということ。今まで手掛けた絵本にも、ちくわやうどん、こんぶなどの食べ物たちが登場しています。ノリが良く、大人も子どももつい笑ってしまうようなユーモラスな作風が魅力の岡田さんが、今回最新作となる『おにぎりに はいりたいやつ よっといで』を発表しました。