子育て情報『たった5歳の子どもにも国語辞典を与えるべき理由。“辞書を引く”ことの莫大なメリット』

たった5歳の子どもにも国語辞典を与えるべき理由。“辞書を引く”ことの莫大なメリット

学校では3年生から。でもそれでは遅い!

さて、小学校では3年生から国語辞典の使い方を教えます。小学校教諭の友人に聞いてみたところ「集団学習では小3からが限界」とのことでした。そうです。学校は集団学習ですからね。一人一人どのように辞書と友達になるのか、見ている環境ではないのです。私だって仮に40人の子どもの面倒をいっぺんに見なくちゃいけないとしたら、一人一人辞書引きに付き合ってなんていられません(笑)。それはいたしかたないことです。
だとしたら、できない部分は家庭が担う方が良いのではありませんか?

もっと小さい子に目を向けてみましょう。3才から5才くらいの子どもは何でも分からないことを聞いてきますよね。
「ママ、○○ってなあに?」「ママ、○○ってどういうこと?」
そんなふうに聞いてくるのは「言葉」に興味がある証拠です。私はこんなチャンスはないと思っています。

もちろん、パッと答えそのものを教えるのは簡単ですが、時々辞書を一緒に引いてみてはどうでしょう?という提案です。辞書は、子どもの知りたいという気持ちに答えてくれます。そして、5、6才になると、子どもはひらがなが読めるようになっています。この時期こそ、チャンス!

これから、全6回にわたり、国語辞典について、一緒に考えていきましょう。

そして、この連載が終わる頃、国語辞典を前にして、わくわくしているお子さんの顔がありますように。

たった5歳の子どもにも国語辞典を与えるべき理由。“辞書を引く”ことの莫大なメリット


■ 連載『ゆか先生の 国語辞典の世界へようこそ』各回の内容
第1回:国語辞典でこの時代を生きぬくための基本動作が身につく
第2回:子どもにぴったりの国語辞典を選ぼう! 電子辞書ってどうなの?(※近日公開)
第3回:初めての国語辞典。カバーは?置き場所は?どんなふうに引くの?(※近日公開)
第4回:ゲーム感覚がやる気をアップ! 付箋紙やノートで記録する方法など(※近日公開)
第5回:漢字辞典、百科事典、ことわざ辞典、四字熟語辞典、語源辞典など、子どもの世界の辞典いろいろ(※近日公開)
第6回:まとめ国語辞典を使えるようになった子どもたちのその後(※近日公開)

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