「宿題やだ!」を解決する “親の神対応”。脳をダマして「やり抜く力」をつける方法
しかし、すでに脳の中に「苦手回路」ができあがってしまったものでも、それを「好き」と思い込むことで脳をだませることはご存知ですか?その効果を利用して、苦手教科で使用するノートにお気に入りのシールを貼る、心地良いBGMを流すなど、子どもが好きなものを取り入れるのです。すると苦手意識が和らぎ、脳が「この教科、好きかも」と思い始める、というわけです。
■暗示語を取り入れる
ほかにも、「よし、やるぞ!」と声を出すのもいいでしょう。脳は自分が発した言葉に反応して、心身の状態を変化させるはたらきがあります。これは「暗示語」と言い、集中力を高める効果が期待できるため、スポーツ選手もよく取り入れている方法です。
***
いくつか提案した言葉がけや宿題をする前の工夫など、取り入れやすいものから試してみてください。きっとお子さんの宿題にまつわる悩みが軽くなるはずです。
(参考)
親力講座|こうすれば、子どもの宿題がスイスイはかどるーー親の工夫で「やる気になる環境」は作れる
汐見稔幸(2008年),『汐見先生の素敵な子育て「子どもの学力の基本は好奇心です」』,旬報社.
洋泉社MOOK(2018),『これからの未来を生き抜く できる子の育て方』,洋泉社.
親力講座|親野智可等さんに聞く!どうやったら子どもが勉強をするようになりますか?(前編)
洋泉社MOOK(2017),『子どもの脳を伸ばす 最高の勉強法』, 洋泉社.
「紙教材こそ正しい」と思っていた私が、タブレット学習に驚いた理由