言葉を次々調べたくなるマル秘アイテム。どんどん辞書を引いて、国語辞典を使いこなそう
『どの子も伸びる国語力』岸本裕史小学館
『小学校1年で国語辞典を使えるようにする30の方法』深谷圭助明治図書出版
『学力は家庭で伸びる―今すぐ親ができること41』陰山英男小学館
の3冊です。おすすめの理由、本の詳細については、こちらをご覧ください。
その中の『小学校1年で国語辞典を使えるようにする30の方法』で取り上げられている付箋紙による辞書引き方法は、とても効果が高いと実感しています。辞書を引いたら、調べた言葉を付箋紙に書き、番号を振り、そのページに貼っていくという方法です。保護者の方々の報告では、付箋紙を貼ることは、本当に励みになるようです。
私の受講生の中で、実際にこの方法で取り組んで、効果を上げた生徒を紹介します。
まずはIくん。小1で入会して、今は6年生です。
1年生から辞書引き学習を始めました。これは最近の写真です。付箋紙がはみ出していて、もはや辞書には見えませんが(笑)。 付箋紙は、彼にとっては勲章なのでしょう。これを見るたびに、自分が積み重ねてきたものを誇りに思うに違いありません。
最初は1枚、2枚と寂しい感じだったでしょう。ところが、10枚、20枚となってくると、俄然何かのスイッチが入ります。4月に始めたのですが、5月には620枚になり、12月には1,500枚になっていました。これは、1年生の9ヶ月で1,500の文字を辞書で引いたということです。学校ではしないことですので、どれだけ彼の語彙が増えたのか、想像できると思います。
彼は、語彙がどんどん増え、文章も上手になり、読書感想文などで賞も取るようになりました。また、中学年の夏には、真っ白な自由帳に自分で線を引いて、「読書帳」を作りました。自分なりにハートに火が付く学習法を見つけたようです。
もう一人、これは去年入会した2年生のMちゃんです。
調べた言葉と番号だけでなく、例文も書いたらいいのではないかということを自分で思いつき、書いているそうです。
保護者の方のお話では「目的の単語を調べるのに、まだ時間がかかるので、私と一緒に辞書を引いています。ゆか先生のおすすめの本を参考にして受講時から付箋を使用しています。先生のおかげで親子で学習するきっかけができています。ありがとうございます。」とのこと。
大学生になる私の息子も、小学1年生から辞書を引かせ、付箋紙学習をしていました。