体育指導の専門家が教える! かけっこがすぐに速くなる3つのコツと “魔法の言葉かけ”
【走り方】
①腕を後ろに大きく振る
腕は前に振り上げるときは小さく、逆に後ろに引くときは大きく引く。腕を大きく振って、肘の後ろでたいこを叩くようなイメージです。腕の振りが速いと足も速く動きますよ。
②かかとは地面につけず、つま先で走る
かかとが地面についている時間が長くなると、ドスンドスンとした走り方になり動きが遅くなってしまいます。タッタッタ!と軽やかに走れるといいですね。
③ゴールの3メートル先まで走る
④100%の力で走る
かけっこが速くなる簡単トレーニング
かけっこ練習のほかにも、自宅でできるトレーニングを西薗先生に教えてもらいました。走るときの歩幅が広がると、かけっこが速くなるのだそう。太ももや腰を鍛えて、一歩一歩を大きく踏み出しましょう。
2つとも室内でできるトレーニングです。親子で楽しくやってみてくださいね。
【太ももを鍛える】
アキレス腱を伸ばす形から、徐々に膝を下げ、次にゆっくり元の姿勢に戻ります。1日、左右5~10回ずつやってみてください。かけっこに使う筋肉がつきますよ。
【お尻歩き】
膝を伸ばして、お尻で歩きます。2メートルくらい前に進んだら、今度は後ろに下がりましょう。ポイントは上半身の姿勢を保つことです。
かけっこで本当に大切なこと
最後に西薗先生にかけっこの一番のポイントを聞いてみました。
「本当に大切なことは、『これ以上速く走れない!』というくらい全力で本気で走ることです!かけっこの順位なんて、どうでもいいのです。
私は、教室に来てくれている子どもたちにいつも話しています。『一番かっこ悪いのは、ビリになることじゃなくて、全力で走らないことだよ』と。
だから、お父さんお母さんも、ぜひ『全力で走ったこと』をたくさんたくさん褒めてあげてください。
きっとその子の自信になるはずですし、かけっこが好きになると思いますよ。」
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ご自身も小学校のころは “大きめ体型” で、運動が得意ではなかったという西薗先生。「だからこそ、運動があまり好きじゃない子に、運動の楽しさを知ってもらいたいのです」と話していました。
今回、こどもまなび☆ラボ読者の親子(小1、小2)に協力をお願いしたのですが、練習を見守っているお母さんが、「そうじゃないでしょ」と言いそうになり、言葉をグッとこらえる、という場面が印象的でした。そして、西薗先生にたくさん褒めて(本当に小さなことでもかなり褒められていた)