子育て情報『「文字を見るのも嫌!」子どもを国語嫌いにさせないために、親がすべき低学年からの工夫』

2019年5月30日 08:59

「文字を見るのも嫌!」子どもを国語嫌いにさせないために、親がすべき低学年からの工夫

と思うものですし、さらには、自分なりの感想を持っていないと「お父さんやお母さんとちゃんとお話ができないぞ」とも思うもの。親がきちんと反応を示すことで、子どもは本の中身をもっときちんと読もうとするようになるのです。

このようにして親と対話をしながら本に親しむうち、子どもはセリフのいいまわしや物語の伏線といったものに自分なりに面白さを感じられるようになっていきます。それは、「自ら発見する」ということに他なりません。これまでの学校の勉強にありがちだった受け身の姿勢ではなく、能動的な姿勢を手に入れるということなのです。その姿勢こそが、国語という教科に限らず、のちのちの学力の向上につながるということは容易に想像できるのではないでしょうか。

「文字を見るのも嫌!」子どもを国語嫌いにさせないために、親がすべき低学年からの工夫


『青木伸生の国語授業 3ステップで深い学びを実現! 思考と表現の枠組みをつくるフレームリーディング』
青木伸生 著/明治図書出版(2017)
「文字を見るのも嫌!」子どもを国語嫌いにさせないために、親がすべき低学年からの工夫


■ 筑波大学附属小学校教諭・青木伸生先生 インタビュー一覧
第1回:子どもの主張はくみ取らなくていい!親だからこそできる、我が子の国語力アップ法
第2回:「宿題の定番」になるのも頷ける。意外だけどすごく重要な「音読」の4つの狙い
第3回:「文字を見るのも嫌!」子どもを国語嫌いにさせないために、親がすべき低学年からの工夫
第4回:作文力アップも期待できる!文章の読み方の新習慣「フレームリーディング」とは(※近日公開)

【プロフィール】
青木伸生(あおき・のぶお)
1965年生まれ、千葉県出身。東京学芸大学卒業後、東京都の教員を経て現在は筑波大学附属小学校教諭。全国国語授業研究会会長、教育出版国語教科書編著者、日本国語教育学会常任理事、筑波大学非常勤講師なども務める。近年はフレームリーディングの専門家としても注目を浴びる。『ことばの事典365日』(小峰書店)、『青木伸生の国語授業 フレームリーディングで説明文の授業づくり』(明治図書出版)、『青木伸生の国語授業 フレームリーディングで文学の授業づくり』(明治図書出版)、『ゼロから学べる小学校国語科授業づくり』(明治図書出版)など著書多数。【ライタープロフィール】
清家茂樹(せいけ・しげき)
1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。
ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。

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