子育て情報『将来会社に飼い慣らされる!? 子どもに「毎月お小遣いをあげる」のはリスクだらけだった』

将来会社に飼い慣らされる!? 子どもに「毎月お小遣いをあげる」のはリスクだらけだった

年齢を重ねれば、なんとなく給料は上がる。だから、命令されれば残業もする」といった社畜的な社員になってしまう恐れがあるのだとか。これでは、子どもの「稼ぐ力」は育ちませんよね。

また、『全米No.1バンカーが教える 世界最新メソッドでお金に強い子どもに育てる方法』(アスコム)の著者である酒井レオ氏も、定額制のお小遣いについて、「もらう前から『次のお小遣いが入ったらアレを買おう』と、頭の中が物欲に支配されてしまう」と警鐘を鳴らします。定額制のお小遣いは、子どもにとって、定期的にもらえるのが当たり前のもの。自分で働いて得たお金だという重みがないために、好き放題に使えてしまうのだそう。そのため、ただお小遣いをもらうだけでは、マネー教育にはならず、物欲が刺激されるだけになってしまうのだとか。

子どものマネー教育03


家庭でできるマネー教育

子どもの金銭感覚を養うために、以下のようなマネー教育を取り入れてみましょう。


定額制ではなく報酬制にする
お小遣いは定額制ではなく、報酬制にするのがおすすめです。前出の菅井氏は、「お金」を「困りごとを自分の経営資源で解決したときにもらえる対価」と称しています。

そのため、お小遣いが欲しいときは、庭の草むしりをする、汚れた網戸を掃除する。祖父母の手伝いをするなど、誰かが困っていることを自ら発見・解決して “お駄賃” という形で、お金を稼ぐのが良いとのこと。こうすることで、これからの社会で必要とされる「稼ぐ力」を養うことにつながります。ただし、普段の家庭でのお手伝いは家族の一員として当然のことであるために報酬対象外としましょう。家庭でのお手伝いには、「普段のお手伝いよりも時間のかかる作業をしたら○円」「言われる前にできたら○円」などのルールを作ると良いそうです。

欲しいものがあったら「1カ月考える」
前出の酒井氏いわく、子どもがおもちゃなどをねだったときは、「1カ月経っても欲しい気持ちが変わらなければ、そのときに考えよう」と答えるのが良いそう。
そうすることで、子どもが「本当に必要なのかな?」と冷静に考えられるといいます。大人でも、一時期「どうしても欲しい!」と思っていたものを、後になって「どうしてこんなものが欲しかったのだろう」と疑問に思った経験はあるのではないでしょうか。欲しいものがあったときに、本当に必要かどうかを考え続けていると、自分が何に価値を感じ、どんなものを手に入れたいと思うかが明確になっていきます。

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