将来会社に飼い慣らされる!? 子どもに「毎月お小遣いをあげる」のはリスクだらけだった
やがて、物欲に振り回されることがなく、物事の本質をシンプルに見極められる人生が手に入る可能性が高まるそう。
イベントの買い物を任せる
ファイナンシャル・プランナーの中上直子氏によると、旅行やお祭り、ホームパーティーといったイベントの買い物を子どもに任せることも、マネー教育として効果的だそう。予算やルールを決めて、ホームパーティー用の飾り付けの買い物を頼んだり、旅行用のおやつの買い物を頼んだりしてみましょう。
金融庁らで組織される金融経済教育推進会議は、「小学生で最低限身につけるべき金融リテラシー」として、「必要なものと欲しいものを区別し、計画を立てて買い物ができる」「お金の役割、勤労、生活への備えを理解し、貯蓄する態度を身に付ける」「お金の貸し借りをはじめとする金融トラブルを知り、調べて商品を選択する。困った時は相談する」を挙げています。予算内で満足できるようによく考えて、時には親に相談しながら買い物をする「イベントの買い物」は、これらの金融リテラシーを身につけるのにぴったりなのです。
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子どものうちに正しい金銭感覚を身につけることは、将来の「稼ぐ力」や自立にもつながります。子どもの将来のためにも、マネー教育について今一度考えてみてはいかがでしょうか。
文/田口るい
(参考)
StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「子どもにお金はまだ早い」ではなぜダメなのか。マネー教育不足はこんなにも危険だ
酒井レオ(2019), 『全米No.1バンカーが教える 世界最新メソッドでお金に強い子どもに育てる方法』, アスコム.
プレジデントオンライン|毎月小遣いをもらう子供はいずれ”社畜”になる
マネー現代|わが子が将来お金に困らなくなる「おこづかいのあげ方」とは?
ベネッセ教育情報サイト|小学生のお金教育は「定額のおこづかい」「イベント」「お手伝い」で磨こう
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