気になる我が子の「友だち」問題。親は介入してもいい? 嘘つきな友だちへの対処法は?
その学校で、友だち関係がうまくいかなかったり、いじめの問題を抱えてしまったりする子が少なからず出ていることは、とても残念なことです。こうした心配がある場合は、親がしっかりと受け止め、解決のための手立てを探ってあげる必要があります。お子さんが友だち関係でつまずいたり悩んだりしていることがあれば、必ず相談にのってあげましょう。それ以外は、心配しすぎず子どもの主体性を尊重して見守ってあげることです。
近頃では子ども会や地域行事が少なくなり、子どもたちが地域内で豊かな人間関係を築く場が減少しているという話も耳にします。しかし、そうした状況を意識して積極的に地域活動をつくり上げている親御さんもいらっしゃいます。私の経験ですと、親御さんが積極的にPTAや地域の活動に参加され他者との関わりが多いと、自然に子どもたちも友だちができたり、人と関わることがうまくなっていくようです。子どもが豊かな友だち関係を築いていけるよう、親自身も、自らの人付き合いの仕方に気を配っていけるといいのかもしれません。
(参考)
改訂・保育士養成講座編纂委員会編(2007),『保育士養成講座 第4巻 精神保健 改訂第3版』,全国社会福祉協議会.
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