子育て情報『「もっと頑張らなきゃ」と自己嫌悪に陥りがちな母親たちに、励ましをくれる絵本の存在』

2020年4月24日 09:54

「もっと頑張らなきゃ」と自己嫌悪に陥りがちな母親たちに、励ましをくれる絵本の存在

そうすると、不思議なことに、ご主人が自分からどんどん子育てや家事に協力してくれるようになるはずです(笑)。わたしが講演などを通じて出会ったお母さんたちからは、「夫が自分から皿洗いをしてくれるようになった」といった声がたくさん届いていますよ。

一方で、不満は不満で吐き出すことも大切です。核家族化が進んだいま、子育てなどをめぐってご主人とぶつかっている状態では、家庭には不満を吐き出す場所がありません。ですから、ママ友同士のつながりが大切なのです。イライラしたり怒りを感じたりしてしまうのは、人間だから当然です。そういう自分を「駄目な自分」というふうに決めつけるのではなく、「人間とはそういうものだ」ととらえ、ママ友の集まりの場に積極的に参加してイライラなどを吐き出すようにしましょう。それが、結果的には家庭円満につながるのです。


景山聖子さんインタビュー_母親を励ます絵本06


『子育ての悩みには“絵本”が効く!! ママが楽になる絵本レシピ31』
景山聖子 著/小学館(2018)
景山聖子さん著書


■ 絵本スタイリスト®・景山聖子さん インタビュー記事一覧
第1回:「絵本の読み聞かせ」から、子どもが学ぶもの。そして、親が手に入れるもの。
第2回:「勉強が勉強でなくなる」のが絵本の魅力! でも「勉強のつもり」で読み聞かせてはダメ
第3回:「上手に読んであげて、感想を聞く」のは絶対に避けて。絵本の読み聞かせの鉄則です
第4回:「もっと頑張らなきゃ」と自己嫌悪に陥りがちな母親たちに、励ましをくれる絵本の存在

■景山聖子さん連載『絵本よみきかせコーチング』記事一覧

【プロフィール】
景山聖子(かげやま・せいこ)
群馬県出身。絵本スタイリスト®。群馬テレビアナウンサーを経て上京し、TBS、テレビ朝日、日本テレビ等で報道番組などのリポーターを務めたのち、ナレーターへ転身。NHKラジオの朗読番組『私の本棚』などを担当する。一児の母となると同時に、絵本の世界に魅せられ、2013年に(社)JAPAN絵本よみきかせ協会を設立し、代表理事に就任。
ボランティア認定資格講座には全国から人が集まり、公共施設やカルチャーなどの「よみきかせ講師」も多数育成。現在は、絵本を介しての子育てに関する講演活動を行うほか、パナソニック読み聞かせ機能搭載ライトのアドバイザーやカルピス読み聞かせ隊のサポーターに就任。アカチャンホンポ・ピジョン保育士の全国社員研修なども担当。NHK総合テレビで絵本の朗読も行う。

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