子育て情報『勉強への集中力、学びへの興味を引き出す「片付けテク」を、収納カウンセラーが伝授!』

勉強への集中力、学びへの興味を引き出す「片付けテク」を、収納カウンセラーが伝授!

勉強机の横にベッドがありどうしても横になってしまうようであれば、机とベッドの位置を離すなどして配置を変えてみるのもいいかもしれません。

飯田久恵さんインタビュー_片付け習慣がもたらす教育効果03


子どもに勉強をうながすリビングの作り方

子どもが小さいうちは、リビングが生活の中心になるでしょう。リビングで勉強する子も多いはず。子どもがリビングで落ち着いて勉強するためには、やはり気の散るものが目に入らないよう、リビングを片付けておくことが大切です。先ほど述べた「子どもの気を散らすモノの指定席を変える」という方法は、リビングでもぜひ実践してください。

大人の中には、家よりもカフェのほうが集中して勉強できる、という人がいますよね。家にいると、自分に関係のある情報が入ってきたり、つい手に取りたくなるモノがいろいろ置いてあったりするので、なかなか勉強に集中できないもの。一方、カフェは静かではないにしても周りの会話は自分と関係がありませんし、余計なモノも置いてありません。
だから集中できるのです。気を散らすモノがあるかないかで、勉強への集中力が変わる。これは大人も子どもも同じだというわけです。

さらに、勉強道具を入れた子ども専用の棚や入れ物を用意し、それを勉強するテーブルの近くに置くと、リビングにいながらにしていつでも勉強道具をすぐに手にできるようになります。ここでも、棚には扉や引き出しを作らないことがコツ。置いてあるものがいつでも目につく状態になっていることが重要です。

飯田久恵さんインタビュー_片付け習慣がもたらす教育効果04

勉強道具入れの例

学校のプリント置き場を作る

子どもが小学生になると、幼稚園・保育園の頃に比べて、学校や塾からの連絡プリントが多くなります。そこで、プリント用紙の置き場所のルールを子どもと一緒に決めてみましょう。


A4の紙が入るスタッキングトレーを用意してください。最近では100円ショップでも売られていますね。プリントには子ども向け、親向けのものがあります。親向けのプリントには重要な連絡が書かれていることも多いので、すぐ見ることができるようにダイニングやリビングなどいつもいる場所にトレーを設置し、その中にプリントを入れるようにするのがおすすめです。

こうすれば、子どもは持ち帰ったプリントをその場所に置くことが習慣になりますし、プリントが散らかったりなくなったりしなくなるので、親にとっても管理が容易になります。兄弟姉妹がいる場合は、それぞれの専用トレイを用意するとよいでしょう。

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