「いい子だね」は禁句? 我が子に決して言ってはいけない「7つのNGワード」
声がけは“愛情より戦略”【あなたは大丈夫?話し方で得する人・損する人 第3回】)
五百田さんが提案するのは、子どもが何かしでかしたときでも、「これからはどうすればいいと思う?」などの前向きな言葉がけをすること。親が親身になって話を聞けば、ガミガミ叱らなくても子どもは十分反省するのだそうです。
NGワード2:「ちょっと待って」
同様に、五百田さんは、親が忙しいときによく言ってしまう「ちょっと待って」という言葉もNGとしています。その理由は、「ちょっと」という表現が曖昧で、どの程度の時間を示すのか子どもにはわからないからだそう。
たとえて言うならば、職場で上司から「なる早でお願い」と仕事を頼まれたときと同じです。“なる早”の感覚は今日だったり、1週間後だったり、人それぞれ違います。こんなあいまいな会話ではコミュニケーションとしては成立しませんよね。
(引用元:ウーマンエキサイト|子どもに言ってはいけない「なんで○○するの?」声がけは“愛情より戦略”【あなたは大丈夫?話し方で得する人・損する人 第3回】)
では、どうすればいいのでしょうか。
五百田さんが提案するのは、「ちょっと」がどれくらいなのか具体的に示すこと。「洗い物が終わるまで待って」 「あと10分待って」と、子どもにもわかるように伝えればいいのです。
NGワード3:「そんなこともできないの?」
教育関係のベストセラーを多数持つ教育評論家の親野智可等さんは、子どもの能力を否定するような言葉を発する親に警鐘を鳴らします。その言葉のひとつが、「そんなこともできないの?」。たとえば、算数の計算問題でミスをした子どもが、「3年生にもなって、足し算もできないの?」と親から言われたとしましょう。すると、その子は「自分は算数ができない」という思い込みにとらわれ、何十年も抜け出せなくなる可能性があるのだそうです。悪気がなくとも、「絵が苦手なんだね」「運動音痴だね」などの言葉を発してしまう方も要注意。
大切なのは、能力を肯定して信じてあげること。
「次はきっとできるよ!」など、前向きな言葉がけを心がけてみましょう。
NGワード4:「そんな子はうちの子じゃありません!」
親野さんは、存在否定の言葉も子どもに言ってはいけないと言います。たとえば、「そんな子はうちの子じゃありません!」という言葉。これを本心から言う人はいないと思いますが……子どもが反抗したときなどについ感情的になって、もしくは冗談半分で言ってしまったことのある人は少なくないはず。