子育て情報『慎重すぎる子も、落ち着きのない子も大丈夫。子どもの個性の伸ばし方』

慎重すぎる子も、落ち着きのない子も大丈夫。子どもの個性の伸ばし方

であるとし、落ち着きのなさには「脳の成熟度」も関係してくると述べています。


落ち着きに関する脳の機能は、成熟が比較的ゆっくりなので、年齢が低いほど落ち着かないのは、ある程度当たり前のことです。3歳の子より6歳の子、6歳の子より12歳の子のほうが落ち着いているのは、落ち着きをコントロールする学習や経験の差だけではなく、脳の成熟の影響も大きいと考えることが大切です。

(引用元:ベネッセ教育情報|子どもの落ち着きがない原因と対応法を教育心理学の専門家が解説)

つまり、年齢が低いほど落ち着きがないのは自然な発達過程なのです。脳の成熟と経験の積み重ねが、徐々に自制心を育てていきます。しかも、松尾氏によれば、落ち着かないからこそ、子どもの発想や可能性は広がるのだそうです。(カギカッコ内引用元:ベネッセ教育情報|子どもの落ち着きがない原因と対応法を教育心理学の専門家が解説)

落ち着かない子どもにイライラしそうになったときは、「いま、わが子のクリエイティブな発想力が育っているのだ!」と考えてみましょう。

庭のホースで水遊びをする兄妹


子どもの「個性」を伸ばす考え方

最後に、子どもの「個性」を伸ばす考え方をご紹介しましょう。


考え方1:早い時期に子どもの「個性」を決めつけない
まず注意したいのは、早い時期に子どもの「個性」を決めつけないことです。柴田氏が指摘するように、「子どもの個性は流動的」。以前は慎重だった子どもが、活発な友だちとの出会いをきっかけに、魔法がかかったようにどんどんチャレンジする子に変化したという、柴田氏の実体験もありますよ。成長とともに、子どもの「個性」は変わるので、親は将来を予測して心配しすぎないようにしましょう。

考え方2:子どもの「個性」を伸ばそうと “親が頑張らない”
子どもの「個性」にキラリと光るものがあっても、親が「頑張って」伸ばそうとするのはNGです。そんな親のプレッシャーに子どもは苦しくなってしまいます。川田氏は、子どもの「個性」を高く評価する親の姿勢、いわゆる「親ばかパワー」は、ほどほどにすべきだと注意を促します。あくまでも主役は子ども。
「子どもを追い詰めるほど強すぎない、おおらかな親ばかぐらいが、ちょうどいい」そうです。(カギカッコ内引用元:NHKすくすく子育て|子どもの個性どう伸ばす?)

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「おとなしすぎるから、もっと積極的になってほしい」「元気すぎるから、もっと落ち着いてほしい」

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