子育て情報『怒る回数が減る!?今日から始められる「こども手帳」のメリットは?』

怒る回数が減る!?今日から始められる「こども手帳」のメリットは?

怒る回数が減る!?今日から始められる「こども手帳」のメリットは?

スケジュール管理はもちろん、ライフログとしても使うことのある手帳。

「実は子どもにこそ、手帳が必要なんです」

こう語るのは、『自分で考える子になる「こども手帳術」』の著者の星野けいこさん。二児の母でもある星野さんは、専用の手帳を作ってあげることで、子どものやる気と自主性が引き出されることを発見したという。

「こども手帳」が親にも子にももたらすたくさんのメリットとは?星野さんに話を聞いた。

●同じことでガミガミ怒る毎日を変えたくて

「こども手帳術」のアイデアが浮かんだきっかけは、親としてのよくある悩みだったという。

「2人の娘との生活のなかで、毎日同じことでガミガミ怒っている自分に気づいたんです。私自身もそんな自分にうんざりしていたし、娘たちだって毎日同じことで怒られるのは嫌だろうな、とも感じていました」(星野さん 以下同)

親が怒らずにいられるように、子どもが自分の頭で考えて行動できるようなシステムを作りたい。だが、そもそも親は何に対して怒ってしまうのだろう?そう考えたとき、星野さんが行きついたのは「先回り」の思考だった。


「親は自分の経験値というフィルターを通して、子どもの生活を見ます。だから、先回りして怒ったり、『早く早く』と急がせたりしてしまうんですね。そんなストレスフルな日常を打破するために、手帳が親子のコミュニケーションツールに使えるのでは、と思いつきました」

●準備するのは1冊のノートとフセンだけ

「こども手帳」は商品名ではない。星野さんが発案する「こども手帳術」は、1冊のノートと大きめのフセンを用意すれば、誰でもすぐに作れるもの。字が読めるようになる4、5歳以上の子はもちろん、イラストで意味が伝わる3歳児だって活用できる。

「ノートは穴が開いているバインダー形式がおすすめ。まずは、子どもが好きなものを貼らせることから始めましょう。なんでもOKなので、自主性に任せてあげて。
それができたら次のステップとして、その子に応じた内容を少しずつ付け足していくイメージです」

例えば、時間の感覚がまだ十分に育っていない未就学児なら、「顔を洗う」「ごはんを食べる」「歯を磨く」といった「やること」を1項目1枚のフセンに書き出していく。ノートを開いて左側にこのフセンを貼り、やり終えたらフセンを右ページに貼りかえていく。"見える化"することで、自分が何をすべきかが子ども自身にもわかってくるのだそう。

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