投資初心者が知っておきたい自分に合ったiDeCoの選び方
たとえば電話受付時間も、夜も土日も受け付けてくれるところもある反面、平日昼間しか受け付けていないところも。また、対応もさまざまなので、加入前に一度電話してみるのも良いでしょう。
4:受取方法の種類
iDeCoで積み立てた資産を60歳以降に受け取る方法には、「年金」、「一時払」、「年金&一時払いの併用」の3種類があります。運営管理機関によっては、併用受取ができないところもありますし、年金で受け取る期間を1年刻みで最長20年まで選べるところもあれば、5年か10年の2択しかないところも。将来どう受け取りたいかイメージして、選択肢をチェックしておくと安心ですね。
投資ビギナーが運用商品をどう選べばいい?
<運営管理機関のナビサービスを使う>
投資商品を買ったことがない人が感じる大きな壁が「どうやって商品を選んだらよいかわからない」ということでしょう。最近では、多くの運営管理機関のウェブサイトで、年齢やリスク許容度に関する質問に答えると、自分に合った投資スタイルと、資産構成の割合を示してくれるナビサービスが提供されています。運営管理機関によっては、申し込みしたあとのマイページにて、このサービスを選ぶと自動的に該当する商品で構成してくれるところもあるので、上手に利用してください。
よくわからないから…と100%定期預金にしておくのはもったいないですよ!
<自分で考える>
これまでに多少なりとも投資をしたことがあるなら、自分で考えて決めるのが一番!その場合の考え方は次のとおりです。
(1)すでに持っている資産すべての運用状況を洗い出す
(2)その上で元本確保型の割合を考える
少しでも殖やしたいと考えていて、現状資産のほとんどが預貯金など元本確保型で占めているのであれば、iDeCoでは元本確保型の割合を減らすと良いでしょう。また、すでに課税口座で株や投資信託などをしている人は、元本確保型の割合を最小限にして、非課税で運用できるiDeCoにて同内容の商品を買い付けるなど、優先的にiDeCoを活用したいですね。
(3)運用商品の配分を決める
ポイントは「値動きが逆になる資産」、「値動きの大きさが異なる資産」に分散すること。たとえば、株式と債券、国内と海外といった関係です。一般的に株式ファンドが上がる時には債券ファンドは下がる傾向にあるため、全体のリスクを抑えることができます。