「ママをやっていく自信がない」不安に陥ったときに思い出して欲しいこと
「ママをやっていく自信がない…」そんな不安感に苛まれるときが、子育てをはじめてからの6年間で何度もありました。
子どもが何をやっても泣き止まないときやケガをしたとき、高熱にうなされて不安な夜、子どもに対して感情的に怒ってしまったとき…「『私なんか』がきちんと子育てできるのだろうか」と悩むのです。
良妻賢母なんてガラじゃない
私自身「良妻賢母」なんてガラではありません。片付けは好きだけど料理は苦手、裁縫なんて聞くのも怯えるほど大の苦手。大雑把でマイペースで、素直な感情表現には自信があるけれど、感情的にもなりやすい。子どもは好きですが、世間的な良妻賢母のイメージとはかけ離れています。
それでも子どもが生まれれば、可愛くて仕方ない。我が子のために苦手な料理も裁縫も頑張り、自分ができることは何でもしたくて良妻賢母を目指すものですね。
とはいえ、育児は長男の高熱が長引いたとき、ヤンチャな次男がケガをしたとき、疲れて必要以上に怒ってしまったとき…様々なきっかけで「きちんと育てていけるのか?」と不安になるものです。
みんな同じだった
そんなことを自分の母に話したとき、「誰でもそんなものよ」と言われました。そんなことは私だって何回も考えたし、子育て中は何度もヒヤヒヤしたと。
また時を同じくして、道端でおばさんに「男の子2人大変でしょう?私も男の子ばかりだったけど、何度ケガをして病院に行っては心配したことか…反抗期もすごくてさ〜」なんて話を聞きました。歩きたての次男のケガに落ち込んでいた私は、それだけで救われました。
考えてみれば、昔はこういう話を実母や義母を始めとしたあらゆる“ママ経験者”たちからお腹いっぱいになるほど聞いていたのです。不安に苛まれたときも「それくらいうちもあったわよ」「子どもってそうやって強くなるのよね〜」なんて聞き手がいました。
ひとりで悩まずに誰かに話す
今は「ママの孤育て」状態。
ひとりで悩んでいるからこそ、子どものちょっとしたケガでもドーンと落ち込んでしまうのです。ほんとうに「ちょっとしたこと」で動揺しては自分を責めては落ち込んでいたと、自分自身を振り返っても思います。
核家族の現代では、環境をすぐに変えることはできません。それでも不安感に苛まれたら「誰かと話す」ことを真っ先に考えてほしいのです。
相手選びも重要で、たとえば考えかたの違う異性や正論を押し付けがちな人、注意したがりの人など相談することで逆に自分が疲れてしまうような人は避け、身近な同姓、信頼できる人やきちんと話を聞いてくれる人を選びたいところです。