保活をはじめるとき、ほとんどのママたちは最初に認可保育園をあたってみますよね。
園舎の大きさや園庭の有無、十分な職員配置などもさることながら、保育料が安そうだというのもその理由のひとつでしょう。
では、実際に認可園とそれ以外の施設では、保育料にどれくらいの差があるのでしょうか。
今回は神奈川県・横浜市に住んでいるとある家庭をモデルにして、それぞれの保育料を試算してみました。
リベンジ保活中のママ、そしてこれから保活を戦うママたちの参考になれば幸いです。
【モデルケース:神奈川県横浜市在住のAさん】
・世帯年収750万円(夫400万円/妻350万円)
・妻、夫、0歳児の3人家族
・通勤、就業時間の関係で、保育時間は11時間(保育標準時間)を希望
●(1)認可保育園の場合
認可保育園の保育料は、複数の要素をもとに算出されています。
【世帯の住民税額】
もっと正確にいえば、“市町村民税(東京23区の場合は区民税)の所得割分”の額です。夫と妻の両方に課税されているなら、その合計額をもとに計算します。
【子どもの年齢】
入園する子どもが、満3歳に達しているか否かも関係します。3歳以上児は「2号認定」、3歳未満児は「3号認定」と呼ばれており、3歳未満児のほうが高額に設定されています。
【きょうだい区分】
自治体によっては、第2子以降は保育料を割り引いてくれることがあります。条件については各自治体で細かく規則があるので、窓口で必ず確認しましょう。
さて、Aさんの家庭をみてみましょう。入園する0歳のお子さんは、「3号認定・第1子」となりますね。
およその市民税額から割り出される保育料は、【44,500円】 となります。
●(2)認可外保育施設
認可外保育施設の保育料は、各施設が独自に設定しています。
このため、かかる費用は園によってピンからキリまで。
横浜市内のとある認可外保育園に0歳児を通わせているママから、料金や内訳を教えてもらいました。
『まず、基本料金が66,000円。さらに2歳児クラスまでは乳児加算として月20,000円かかります。ミルクを園で出してもらうと、それがひと月あたり13,000円。
合計で、だいたい毎月10万円くらいかかっています。ちなみに入園料と寄付金も、結構取られました』(30代女性/会社員)
保育料を公開している認可外保育施設をいくつか調べてみましたが、毎月7万円〜10万円 程度かかることが多いようでした。