子育て情報『敷金トラブルを防ぐ! 転居時に“敷金診断士”を頼るメリットと報酬額』

敷金トラブルを防ぐ! 転居時に“敷金診断士”を頼るメリットと報酬額

依頼する前に見積もりをしてくれるところも多いですが、納めてある敷金の総額、貸主に提示された原状回復工事費用等を敷金診断士に伝え、プラスの見込みがあるかどうかよく検討してから依頼を決めるようにしましょう。

また、退去前に依頼するか、退去後に納得がいかず依頼するかにもよって、料金が変わってきます。

滞りなく査定を行ってもらうためにも、早いタイミングでの報酬確認と相談がベストです。

●敷金診断士に頼るのが有効なケースとは

誰にも頼らず円満に退去できるのが一番ですが、以下のような場合で不安があるなら、相談してみる価値はあります。

・内緒でペットを飼う、タバコを吸うなどして予想外に物件を汚してしまった
・女性や法律知識に乏しい人の一人暮らし
・夫が忙しく、転居に関する手続き一切を女性が受け持つ場合
・退去の意思を貸主に伝えた段階で「敷金はほとんど修理に充てられると思う」などのざっくりとした言い方で、具体的な説明がなく納得いかない
・貸主から書面で敷金の使い道について連絡が来たが、高額過ぎるなど内容に納得がいかず、不自然な点がみられる
・敷金が高額な場合

そもそも入居してすぐ退去するような場合は、敷金が戻ってこないケースも考えられるので、まずは契約書をよく読み直してから敷金の返還について考えましょう。

女性が1人で手続きする場合、よほど民法に強い女性や専門家でもない限り、貸主による偏見で見くびられてしまったり、強く言われて納得のいかないまま承諾してしまったりするリスクも考えられます。

そのため、可能であれば旦那様など男性に窓口になってもらうか、独身の女性なら敷金診断士に依頼することで安心できるかもしれませんね。

最後に気を付けなければならない点としては、敷金診断士はあくまで民間資格の保持者であり、法律の専門家としての力には限界がある というところです。


金額が大きく、こじれて裁判になる場合は、敷金診断士の出番はそこで終了です。

作ってもらった診断書等の資料を揃えて、速やかに弁護士か司法書士に相談するようにしてください。法テラスの無料相談を利用して、敷金問題に強い弁護士に依頼するといいでしょう。
【参考リンク】
・敷金診断士 | 日本住宅性能検査協会(http://shikikin.jp/)

●ライター/月極姫(フリーライター)
●モデル/倉本麻貴(和くん)
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