親の高卒コンプレックス!? 小学校の卒業式で“袴”を着せることへの賛否
この時期、小学校の卒業式がラッシュですね。きれいに着飾った子どもたちが、誇らしげに学校の前で記念写真を撮る姿をよく目にします。
子どもたちの卒業式スタイリングにも、流行り廃りはあります。とくに女の子の服装は数年ごとにトレンドが入れ替わるもの。
数年前はいわゆる「AKBスーツ」が一世を風靡していましたが、近年新たな流行が生まれているのをご存じですか?
それは「袴」。
華やかで美しい装いとあって、多くの親子から支持を集めるようになりました。一方で、着なれていない和服であるため、反対している保護者や先生たちもいます。
今回は、小学校の卒業式に袴を着せることへの賛否をヒアリングしてきました。
その意見をもとに、卒業式・入学式の衣装選びのコツも考えていきましょう。
●賛成派の意見
『子どもが自主的に選んだ服なのであれば、袴でもいいと思う。どうせ中学、高校の卒業式は制服を着なきゃならないんだから、小学校ぐらい好きにさせてあげたい』(30代女性/小学生女の子のママ)
確かに、「あれはダメ、これもダメ」と禁止ばかりするのは、子どもの自主性を潰しかねない行為ですよね。
親だけが盛り上がって、むりやり袴を着せてしまうのは言語道断ですが、子どもの希望なのであれば無下に却下するのも考えものといえます。
また、実際に着せたことがあるママたちからは、こんな意見もありました。
『袴さばきや美しい身のこなし、和服ならではの座り方などを事前に教え、しっかり練習させておきました。最初は「キレイな服を着たい」という安易な気持ちしか無かった娘ですが、練習を通して日本の伝統を学び、意識を改めた ようです。
当日、教えたとおりに美しく立ち振る舞う姿は、わが子ながらとてもカッコよかったです』(40代女性/中学生女の子、小学生男の子のママ)
『「袴なんて寒いんじゃない?」とか「足元はどうするの?」とかいろいろ言われたけど、いくらでも方法はありますよ。
わが家では袴の下にスパッツをはかせ、お腹周りにカイロを貼って防寒させました。
足元は運動靴で問題ないでしょう。みんな着物のほうに目がいくので、そんな所まで見てませんでしたよ』(40代女性/高校生男の子、中学生女の子のママ)
●反対派の意見
一方の反対派は、どのような意見を持っているのでしょうか。
『常識で考えて、袴は大学の卒業式で着るものでしょう。