TOEFLだけじゃない!? 世界で通用する大学入学のための資格試験4選
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
日本の大学入試は、原則として“高校卒業と成績とテスト”がセットで必要です。
ところが、海外で学ぼうとすると、行きたい国・行きたい大学によって、求められる「資格」や「テスト」が変わってきます。
今、世界で主に通用している大学入学のための資格試験についてまとめてみました。
●(1)TOEFL(Test of English as a Foreign Language)
日本の高校または大学から、海外の大学や大学院に入学・編入学を希望するとき、英語力を証明するためにTOEFLの点数を提出するよう求められることが多いでしょう。
TOEFL試験を運営する『ETS』によると、『オーストラリアやカナダ、英国、米国を含め130か国9,000以上の大学や機関に認められて』います。
世界中、誰でも何度でも受験できるテストで、一定期間内に取得した一番良い成績を使うことが許されます 。
またTOEFLは、最近増えている日本人帰国子女の英語力を証明する手段としても利用されています。
TOEFLの点数が日本の高校や大学の帰国枠入試で考査材料になることも増えています。
●(2)IB(International Baccalaureate)
国際的に通用する大学入学資格制度であり、認定校で2年間のディプロマコースを学んだ後に試験を受け、必要とされる得点を取ればIBディプロマという資格を得ることができます。
IDディプロマは大学入学資格であり、高ディプロマはハイレベル大学の入学資格となり、2年生に飛び級できたり、単位の一部免除を受けられたり、奨学金を得られたりといったメリットもあります。
『IBO』によると、『急速にグローバル化が進む世界で生き・学び・働くうえで必要とされる、知性、個性、感性、社会性を育てる』『3~19歳の学生のためのプログラム』とのこと。
IBプログラムはTOEFLとは違い、一般的な高校で学ぶだろう教科すべてにおいて、解析・証明・論説といった学習と試験を受ける必要があり、独学での対応は原則不可能 です。
また、IBは2年のIBコースを履修して試験を受ける原則1回のみのチャンスとなります。●(3)SAT(Scholastic Assessment Test)
アメリカの大学進学で利用されることの多い学力試験です。