まるで上司!? 家庭内管理職な夫の特徴とイライラエピソード3選
皆さんは「家庭内管理職」という言葉を聞いたことがありますか?
その言葉の通り、家庭の中でまるで管理職のような態度をとる人のことを指しますが、これはビジネスの世界に身を置いていた定年後の男性に多く見られる傾向にあります。
仕事で人を“使う”立場にあったことからその癖が抜けず、家族に対して部下のように接してしまうのです。
今回は、そんな“家庭内管理職な夫”についてお話ししていきたいと思います。
●家庭内管理職な夫の特徴
人生のほとんどを仕事に捧げてきたような、“仕事人間”な男性が家庭内管理職な夫になりやすい傾向にあるようです。
ビジネスにおいて管理職とは、部下をマネジメントし、組織を発展させる役割を担う立場ですが、定年後に自分の存在意義を見失ってしまった男性たちは、現役時代には興味のなかった家庭の中に居場所を求めるようになります。
そして家庭が“会社”、妻や子どもが“部下”といった認識となり、現役時代のように家族を管理しようと努める のです。
ここで厄介なのが、本人に周囲へ迷惑をかけているという自覚がないこと。自分の采配で家庭がより良くなると信じているからこそ、高圧的な態度でリーダーとしての役割を果たそうとします。
また、長年他人を“使う”立場で居続けたがために、それ以外の方法で他人と付き合う術を忘れてしまっているということも考えられます。
●家庭内管理職な夫のエピソード
●(1)「ご苦労」にイラッ
『子どもたちも自立して夫婦二人の生活ですが、夫は典型的な“家庭内管理職”です。私がお茶を出したり着替えを用意したりしても返事は「ご苦労」だけ 。本当にイライラします。あとは「風呂がぬるい」とか「今日の飯もいまいち。PDCAというものがあってだな……」とか言いたい放題です。正直熟年離婚する人の気持ちが痛いほど分かります』(57歳女性/主婦)
夫婦は対等な関係であるはずなのに、上から目線で接されるのはツラいですね……。管理職を務めていた経験から、他人を下の立場の人間として見ることが癖になっているのかもしれません。
家庭の中に“ビジネス”を持ち込まれたらたまったもんじゃありません。
●(2)定年後に豹変
『私からすれば夫ではなく父ですが、父は現役時代は家庭のことに一切口を出さない人でした。しかし、私が大学生のころに父が定年を迎え、四六時中家にいるようになると態度は豹変。