初心者でも安心!? 夫婦で楽しめる登山スポットと必要なグッズ
あとは、万一に備えた携帯電話、十分な水分、チョコレートなどの予備食をお忘れなく。
●ちょっと足をのばして山小屋泊! “登山グッズを一通り揃える最初のきっかけ”
近場のハイキングコースやトレッキングコースに慣れ、飽き足らなくなったなら、山小屋に1泊する登山に挑戦してみましょう。
近年では3,000m前後級山頂近くの山小屋でも、目の前までロープウェーなどで簡単に到達できるようなお手軽な場所もありますが、夫婦の新しい時間の過ごし方としては、また、自分の足で登ることの楽しさを知ってしまったら、そうはいきませんね。
魅力的な山と山小屋は山の数だけありますが、その中でも3,000m近いのに時間をかければ初心者でも登頂が可能で、ベテラン登山家にも人気の北アルプス燕岳に立つ『燕山荘』が一押しです。
『槍ヶ岳』へと連なる尾根の美しさ、足元に咲く高山植物、その下に広がる雲海といった楽しみの多さや、活動的なオーナーによるイベントの数々も人気の秘密。
ただし、『燕岳』は2,763m、尾根続きの『槍ヶ岳』は3,180mと甘く見ることはできない高さです。
当然装備はしっかりと整える必要があります。特に春や夏の登山であっても、冬並の装備が必要な場合があり、春ならば、ピッケルやアイゼン、万一のビバークに備えたレスキューシートやツェルトと防寒具が必要です。
また、雨や霧などに遭いやすいため、衣類や靴は吸湿速乾性を選び、多少高額であっても軽い登山専用のものがおすすめです。荷物は軽ければ軽いほど登山の楽しみが増えるものです。
夫婦の場合、緊急用の食糧や防寒具など、どちらかが持っていればいいと考えて一人分にしてしまいがち。
でも、遭難時にも二人一緒とは限りません。個別に持っているべきものはきっちりと分けておく必要があります。
ベテランの登山者たちはまるで普段着にちょっと大きめのバックパックを背負ったようなシンプルな姿をしているように見えるものですが、経験から得た必要性に適った装備をしているのであり、初心者が真似できるものではありません。
まずは専門店で目的地と予定日程を告げた上で、基本的なグッズを一通り揃えるところから始めましょう。衣類や登山靴以外に、バックパック、レスキューシート、雨具、トレッキングポールなどが必須 となります。
●思い切って海外の山へ! “あったらいいなは省かず用意”
『エベレスト』や『マッターホルン』に登る本格的な登山はさすがにプロの登山家の分野ですが、その麓をトレッキングするなら、初心者に毛が生えた程度の登山愛好家にも可能です。