プレッシャーは禁物!? 給食を完食できない子どもへの対処法3つ
また、「食べなくてはならない」というプレッシャーを感じて食べられなくなってしまうことも多いので、あえて「残してもいいのよ」と言葉をかけてあげることで、食欲が増すようです。
●(3)苦手なメニューも乗り切る“小ワザ”を伝授する
『幼稚園のときから給食に苦手意識があり、結局年長さんまで給食を克服できずに小学生になってしまいました。でも、小学生になれば、嫌いなものを先に食べ、好きなものを後から食べてみよう !と具体的なコツを実践させるようにしました。
さらに、もともとうちの子は唾液が少ない子で、口の中の食べ物が混ざるまで噛んで食べているから満腹感ばかり出てしまう、と小児科の先生にアドバイスをもらい、噛み切れないような食材は牛乳やお茶で流し込みながら食べるクセをつける ようにしました』(30代/女の子ママ)
小学生になれば自分なりに苦手なメニューも乗り切る“小ワザ”を伝授することもできます。もしママが実践していた“給食対策”があれば、お子さんに伝授してみるのも得策。
唾液の量でも子どもの食べられる量やスピードは変わりますので、お子さんの個性に合わせた方法を見つけてみましょう。
●子どもの食事は“完食”することが正解ではなくみんなで楽しく食べることが大切
いかがでしたか?子どもにお給食を完食してもらうためには、意外にも「完食させようとしないこと」が大きなコツである場合が多いです。
子どもの食べられる量やスピードは生まれながらに決まっているものですし、偏食も食べ物があふれている現代では仕方がないこと。
食べるものや量にムラがあるようでも、トータルで見れば必要な栄養素はきちんと摂れていることが多いものです。
幼少期には「給食の時間が苦痛」「食事が楽しくない」と思うより、「食事の時間は楽しくて大好き」と感じる体験をしてもらうほうが、子どもの食欲も出ます。
たくさん遊ばせ、たくさん眠らせればその子に足りる食事は十分とるので、まずはママや先生が完食することに躍起になりすぎないことが、“給食完食”への第一歩となるはずです。
●ライター/ましゅまま(ママライター)
●モデル/杉村智子(まさとくん)