戸締まりできるか心配! 子どもの登校より出勤の早いママがしている工夫
しかし、まだまだ油断はできません。きちんと朝食は取っているか、しっかり定刻通りに登校できているかなどは確認しておく必要があります。
また、会話やスキンシップが減ってくる年ごろなので、メッセージを書き残しておくのは良いアイデアですね。
●(3)ご近所に事情を話して頼れるようにしておく
『カギは、持ち家なので子どもより早く出かけるようになってからオートロックに変えました。子どもと出かける時間差は20~30分程度なので、エアコンは私が消して出かけていきます。
あとは、何かあればご近所に住むお友達の家や顔見知りのおばさまに頼るのよ 、と言い聞かせてあります。もちろんご近所にも事情は話してあります。それが子どもにはとても安心するようで、一人で家を出ることを特に嫌がる様子はありません。
一番の工夫は、朝、私自身が笑顔で元気よく、子どもに「行ってきます!」と声をかけることですね。元気よく「いってらっしゃーい!」と見送ってもらえる瞬間が毎朝の幸せな瞬間です』(40代/小学2年生のママ)
カギのかけ忘れが心配な場合、オートロックもひとつの選択肢。また、何かあったときのためのご近所の支援を仰ぐのは、ママにとっても子どもにとっても安心感が全く違いますね。
筆者も小学校1年生からかぎっ子でしたが、同じように何かあれば同じ並びのお宅に頼るように言われており、一人で不安なことがあってもその言いつけを思い出してはホッとしていた記憶があります。
また、ママが元気よく子どもに「行ってきます!」と挨拶をすることは、子どもにとって一番の心のよりどころになりますね。
朝見送ることができなくても、ただ一言言葉を交わして一瞬でも笑顔を見るだけで子どもの安心感が違います。
●忙しい朝に大切なのは、真心を伝えること
いかがでしたか?朝は1分1秒も惜しいほど忙しい時間。しかし、忙しいときほど子どもには真心をこめてコミュニケーションしてあげたいですね。
朝見送ってあげられないなら、一瞬でも顔を合わせる時間を作る、タイミングが合わず直接言葉を交わせないなら手紙やメールで他愛ないメッセージを残す、など小さなことでかまわないのです。
朝ママに見送ってもらえなかったとしても、ママが子どもを思う気持ちさえ伝われば、いつでもママに見守ってもらえるような安心感に包まれて登校してくれるはずですよ。●ライター/ましゅまま(ママライター)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)