夏休みがバラバラに!? 新たにできる連休“キッズウィーク”への賛否
皆さん覚えていますか?2017年2月に施行されたプレミアムフライデーを……。
開始当初は話題になったものの、ほんの数か月ですっかり耳にしなくなったプレミアムフライデー。周りを見回しても、その恩恵にあずかっている人はほとんどいないのではないでしょうか。
月末の1日、ほんの数時間だけの早帰りさえできていない現状です。平日5日間もの休みが本当に取れるのか、疑いたくなるのも無理はありませんよね。
また、共働き家庭のワーママたちは頭を抱えていました。
『仕事を休めるかどうかわからないのに、制度だけ先に作られても困ります。最悪、両親とも休みが取れないのに、子どもだけ学校が休みになっちゃうってことありえますよね。
そしたらウチはずっと学童 ですよ。そんなのむしろかわいそうです』(40代女性/会社員)
おっしゃるとおりです。
企業に浸透する前に、学校がキッズウィークを導入してしまったら……行き場を失うのは子どもたちです。
もちろん、保育園や学童で働く職員たちの負担にも目を向けなければいけませんよね。
キッズウィークを導入するにしても、ひと筋縄ではいかないことが予想されます。
最後に紹介するのは、中学生からのこんな声。
『夏休みって、連続してずーっと休めるのが楽しいんだよ。それなのに、何で分解しちゃうの?そんなの私たちだって普通にイヤだよ。
それに、地域によって登校日がバラバラになったら、運動部の大会とかどうなるんだろう。日程が調整できなくなって、成立しなくなるんじゃない?』(中学3年生女子)
学校の長期休暇を誰よりも楽しみにしているのは、当の学生たち本人です。
キッズウィークを始めるなら、子どもたちがそれを望んでいるのかどうかもよく考えてほしいですよね。
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いかがでしたか?
政府が国を上げ、働き方や休暇の取り方を改革しようとしているのはよく分かります。でも、それが私たちの現状にあっていないものだったら意味がありません。
方針では、2018年4月から始まるとされているキッズウィーク。果たして本当に私たちの生活にいい影響を与えてくれるのでしょうか。
これからの動向に注目したいですね。
●文/パピマミ編集部
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)