「かもしれない」が肝心! 子育てのヒヤリハット体験談と注意点
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
育児をしていて、ヒヤリハットな体験をしたことがあるかと思います。そのときは何ともなく、ヒヤリとしただけかもしれません。
しかし、ヒヤリハットは気をつけなければならないという黄色信号であることをしっかりと肝に銘じておかなくてはならないことなのです。
●ヒヤリハット体験談
子育て中のママたちから“ヒヤリハット体験”を聞いてみました。その中でも「これは怖い!」と思った体験談を選びましたので、ご紹介したいと思います。
●ブラインドのひもで宙づり
『ソファーに登って遊んでいるなと思っていたときに、宅配業者が来たので荷物を受け取っていたら、息子の叫び声が。
驚いて行ってみるとソファーに姿はなく、腕がブラインドのひもに絡みついて体が宙づり になっていました。首だったらと思うと本当に生きた心地がしません』(20代専業主婦/当時長男2歳)
●自転車転倒
『自転車に2人を前後に乗せて、保育園から帰宅途中、転倒しました。慌てて子どもたちの様子を確認すると、前に乗せていた次男はすり傷だけでしたが、長男は自転車の車輪に足が挟まっていました 。
すぐに病院に連れていきましたが、私を含めすり傷と軽い捻挫だけで済みました。転んだ原因は、長男が自転車の車輪に足を挟んだことでした。軽い捻挫で済んでよかったですが、ものすごく怖い経験でした』(30代/パート勤務/当時長男5歳・次男3歳)
●お風呂で溺れる
『娘と一緒にお風呂に入っていました。お風呂で娘をお風呂用の浮き輪(足を出して手も自由に動かせるタイプのもの)に乗せて、私は髪を洗っていました。
10秒程度目をつぶったあいだに娘はひっくり返り 頭がお湯の中に。
慌てて抱き上げました。すぐに泣いてお湯も吐き出してくれたので安心しましたが、生きた心地がしませんでした』(30代/役所臨時職員/当時長女1歳)
●ヒヤリハットは予測できる!?
今回お話を伺ったママたちは、「ヒヤリハットは、予測できないので困る」と言っていました。
しかし、私はそうは思いません。ヒヤリハットは予測できうること なのです。
心のどこかで、「こうしたらこうなるんじゃないか」「こうしておいたら危ないんじゃないか」という思いを持っています。なぜなら、親になってからわが子の行動や性格をわかっているからです。