大人のくせに格好悪い! すぐに“キレる”上司やお偉いさんへの対処法
大人の場合は損得勘定をしたたかに行ったうえで「自分よりもさらに上の指導的な立場にある人が世の中を思ってキレているのだから、キレることは悪いことではない。むしろキレて見せれば大衆受けするのでかえっていい くらいだ」のような自分に都合のよい“拡大解釈”と“開き直り”に走る傾向が、若い人たちよりも強いように思えるからです。
2016年に全国の33の鉄道会社が発表した『鉄道係員に対する暴力行為の件数・発生状況について』の調査結果を見ますと、キレた乗客が鉄道係員に対してふるった暴力行為は2016年度には792件あった中で、23.7%にあたる188件が60代以上によるものです。
その他19.3%にあたる153件は50代によるもの、17.7%にあたる140件は40代によるもので、なんと“キレた乗客による暴力事件”の60%以上は40代以上の中高年によって起きている ことがわかります。
キレていたのは自制心が未発達で熱くなりやすい10代・20代・30代の青少年の人たちではなく、本来は冷静な判断力を持っているはずの立派な大人たちが“確信犯的”にキレていることを示してはいないでしょうか?
●“キレるエラい人への対処法”は一にも二にも“無視”すること
大人としては恥ずべきことであるはずの“キレる”行為を炎上商法的に逆利用しようとする狡い意図が中高年の中にあるのだとすれば、わたしたちが“キレるエラい人”に対して取るべき対処法は明らかではないでしょうか。一にも二にも“無視”すること です。
キレるという行為は程度にかかわらず相手を威嚇し、相手の心を傷つけます。そのような手段を自分への注目を集めるために意図的に利用するなどといったことは、許されることではありません。
わたしたちは、キレている大人のエラい人を見たら、とにかく一切かかわらず、反応を示さないで無視しましょう。
みなさんの身近で、キレて誰かのことを口汚く罵っているような管理職や役員さんやコーチやセンセイを見たら、「哀しい人だ」とつぶやいてその人のそばを離れましょう。
注目してあげることがいちばん彼らを図に乗らせることにつながります。
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いかがでしたでしょうか。
つまるところは、キレて他人のことを罵ったり人格“口撃”したりしているようなエラい人のことを、わたしたちが「格好悪い!」と突き放す必要があるように思います。