テレビは見せてもイイ? 自宅でできる“ゆるシュタイナー教育法”3つ
がコツ
シュタイナーの教えでは、毎日の生活リズムを作ることも重要視されています。
決まった生活リズムを繰り返していくことが、子どもたちの心の調和と安定につながると考えられているからです。
『家庭でも、ぜひ規則正しい生活を送っていきたいですね。まずは一日のスケジュールを組んであげましょう。ある程度大きなお子さんなら、親子で相談しながらスケジュール決めをするといいでしょう』
でも先生、子どもってこっちの希望通りに動いてくれませんよね。
うちの子はいつもノロノロしていて、スケジュールなんか決めても絶対守れません。
守れないことでカリカリしてしまう自分も目に見えてますが、どうしたらいいですか?
『細かく時間を定めてしまうと後がつらいので、最初は起きる時刻・寝る時刻・食事の時間帯をゆるく決めるくらいでOKです。「○時」ときっかり決めるより、30分程度の幅がある「時間帯」でスケジューリングしていく のがおすすめですよ。
また、スケジュールを守れなかったときにお互いを罰しないことも重要です。お子さんの様子や発達段階を見極めながら、無理のないスケジューリングに組み直していきましょうね』
●(3)子どもに「遊びを教えない」勇気を!
シュタイナー教育で忘れてはいけないのが、オイリュトミーやにじみ絵などの独特な遊び方。
これらは子どもたちの感性を伸ばすためのアプローチ法ですが、家庭で取り入れるにはどうしたらいいでしょうか。
『子どもの遊び方に自由を与えてあげましょう 。最近のママたちを見ていると、やり方が決まっているオモチャを与え、子どもが考える間もなく「ほら、これはこうやって遊ぶのよ」と教えてしまっている方が多いんですよね。
中には「その遊び方は間違ってる」とお子さんを叱っている姿も。これでは、子どもたちの感性は育ちようがありません。何に興味を持ち、それをどうするかはお子さんに全て任せてあげましょう。
口出ししないことは、ママたちにはちょっと勇気がいるかもしれません。でも、グッとこらえて見守っていると、子どもの思わぬ発想にこちらが驚かされることもよくありますよ』
つまり、オイリュトミーなど有名な方法論を知って、その形だけをなぞっても意味がないということですね。
そういった各方法論の裏側にある理念をよく理解し、無理のない形で実践していくことこそが重要なのでしょう。
----------
いかがでしたか?
今回G先生に伺った「ゆるシュタイナー教育法」