テンパるからイヤ? 新入社員が会社の電話に出られない理由と対処法
「最近の若い子って、会社の電話に全然出ないのよ!」
先日参加した、ワーママのランチ会でこんな発言が飛び出ました。
彼女はオフィスで働く営業事務。
かなり電話がかかってくる部署なので、新人たちにもどんどん電話を取ってほしいそうなのですが、全く出てくれない。 鳴り響く呼び出し音を涼しい顔で放置し、自分の業務に没頭しているのだそうです。
この発言に、その場にいたママたちからも同意の嵐。どうやら、よくある話のよう……。
でも、新入社員さん側の言い分もあるんじゃない?そう思った私は、早速調査をはじめることに。
今回は、新入社員の皆さんに「電話が苦手な理由」をインタビューして回りました。
そこから見えてきた対処法も、合わせて考察しましたよ!
●(1)対応そのものが分からない
『相手が何を言っているのか聞き取れなかったりすると、「え?え?」ってテンパっちゃう んです。その間にも電話口の向こうでどんどん話が進んでいって、内容がわからないまま電話が切れちゃう。そういうことが何度もあったから、もう電話はこりごりです』(女性/食品メーカー)
このように、そもそも社用電話の応対法が分かっていない新入社員たちは多いようです。
相手の話が聞き取れなかったときにどう対応したらいいのか、何をどのようにメモに残せばいいのか、自分が伝えるべきことは何なのか。これら一つひとつがわからないから、話についていけないまま通話が終わってしまうんですね。
その結果、新人さんの手元に残るのは内容不明のメモ書きだけ。それを元に何とか電話があったことを上司へ取り次いでも、話が見えない、内容がわからないと叱られてしまいます。
そんなことを繰り返しているうちに、電話に対する恐怖心がどんどん大きくなっていってしまうのでしょうね。
●(2)固定電話に慣れていない
いかにも現代っ子らしいな、と感じた意見がこちら。
『固定電話ってほとんど使ったことないから、苦手なんですよね。特にイヤなのは、誰がかけてきたのか分からない点 。
スマホや携帯だと、着信時に相手の番号と名前が出るじゃないですか。だから出る前に、ああこいつか、たぶんあの件だなって分かる。心の準備をしてから出られるんです。でも、会社の固定電話ってそれがないでしょ?だから、出るのが怖いんですよね(笑)』(男性/自動車メーカー)
携帯電話の普及とともに、固定電話の加入者数は減少する一方です。