終業式当日がカギ!? 楽しい夏休みを過ごすための通知表との向き合い方
と回答したのは26.5%と低いことが報告されています。
また、「就寝時間の安定性」と「体調のよさ」について分析した結果は、就寝時間が「いつもばらばら」では「授業中によく眠くなる」「ボーっとしてしまう」「イライラする」と回答する児童が多いとのことでした。
この他の研究でも、睡眠不足とともに睡眠時間のズレが子どもに深刻な影響を及ぼす ことが指摘されています。
また、夏休み明けは登校が難しくなるお子さんも多くいます。
夏休みの様子を聞いてみると、昼夜逆転していたり、多くの時間をゲームやネットに費やしていたりするなど、生活リズムが乱れていることが目立ちます。
一方、学習の効果を高めるには、毎日少しずつ継続して行うことが大切だとする指摘もあります。
ただ、長期休暇中に毎日少しずつ宿題を行なっている児童は半数に満たないとする報告もあるなど、毎日継続して宿題を行うのは簡単なことではありません。
特に低学年のうちはママのサポートが必要です。
そうはいっても、「早く起きなさい」「早く寝なさい」「宿題をやりなさい」など毎回注意するのも疲れてしまいますよね……。
そこでぜひおすすめしたいのは、終業式の日に「通知表を見てどう思った?」などと聞き、お子さん自身に夏休みの「目標」と「計画」を立ててもらうこと です。
自分で決めたルールというのは、他人に決められたルールよりも俄然やる気がでるものです。
特に、おおよその起床時間や就寝時間、宿題の時間、ゲームの時間は決めておくと良いです。“習慣の力”をかりましょう!
お子さんが楽しみながら目標をクリアするには、週に1回ぐらいはお子さんのご褒美となるハッピータイムを用意しておくのも良いかと思います。
大人にも息抜きが必要なように、やはり、子どもにも息抜きの日が必要となります。ちなみにわが家では金曜日はのんびり好きなテレビを見てもOKとしています。
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いかがでしたか?今回は、笑顔の夏休みを過ごすために、終業式の日に親子でどのようなことを話し合ったら良いかを考えました。
皆さんにとって楽しい夏休みとなりますように!【参考文献】
・久世均・齋藤陽子・松本香奈(2010)子どもの生活習慣づくりに関する調査概要岐阜女子大学紀要, 39, 27-33
【参考リンク】
・ベネッセ教育総合研究所小・中学生の学びに関する調査報告書研究レポート52015年(PDF)