全学年対応ってホント? 小学館の学習雑誌『小学8年生』を買ってみた
小学館の学習雑誌『小学○年生』。私たちが幼いころには毎月発売され、書店では平積みにされているほど人気があるシリーズでしたよね。
しかし、部数低迷により2009年以降に相次いで休刊されてしまいました。
2017年4月からは、『小学1年生』のみが販売されるという寂しい状況だったのですが……… 実はこのたび、新しい学習雑誌が創刊されて話題になっているんです。
その名も『小学8年生 』。
小学8年生ということは、中学2年生が読むための雑誌?いえいえ、実はこれ、小学1年生から6年生まで全ての学年に対応した、新しいタイプの学習雑誌なんです。
今回は学習雑誌『小学8年生』の魅力と活用法を徹底解剖!もちろん実際に買ってみて、小学生や保護者さんたちの反応も見てみましたよ。小学生ママさんたち、どうぞ参考にしてくださいね。
●『小学8年生』……ネーミングに込められた思いとは
なんとも不思議な『小学8年生』というタイトルですが、この名前には作り手の深い思いが込められているんです。
表紙の8の字のロゴは、よく見るとデジタル数字の形。
電卓を思い出してください。デジタル数字の8は0〜9のどんな数字にも変身しますよね。
つまり、「学年を問わず、全ての小学生が楽しめる雑誌を作りたい」というコンセプトを濃縮したネーミングとなっているんです。
●実際の紙面はどんな感じ?
さて、中身はどんな感じなのでしょうか。今回は『小学8年生第3号』(2017年7月発売)を購入してみました。
目玉はやはり付録の簡易顕微鏡 でしょう。
小さなスコープ型ながら、倍率は30倍あります。夏休みの自由研究にピッタリのアイテムですね。
夏休み前に発売されたとあり、紙面も自由研究ガイドに多くのページを割いています。「自由研究テーマ30連発」は、すぐにでも使えるお役立ちコンテンツといえそうです。
読み進めていくと、ドラえもんのマンガを題材にした戦争特集、トランプ大統領と安倍総理大臣が登場する歴史マンガまであり、なかなかの読み応えです。
その他にも、CDジャケットやお菓子のパッケージなどで大人気のデザイナー・中村佑介さんが、小学生たちの書いた絵を1枚ずつ添削する「中村佑介先生の絵ヂカラUP!!教室」、さかなクンによる魚研究、メンタリストDaiGoさんによる読書感想文の書き方特集など、豪華メンバーが登場する雑誌となっていました。