過保護すぎる? 親だけが参加する“代理婚活パーティー”の実態
婚活業界で話題になっている「代理婚活」や「親コン」。あなたは耳にしたことがありますか?
これは、結婚したい当事者ではなく、その親だけが参加する婚活パーティーのこと。
最近では大手の結婚相談所もぞくぞくと親向け婚活パーティーを開催しています。親専門の結婚セミナーもあり、連日大反響となっているそうなんです。
今回は、この代理婚活について考えます。いったいどのようなもので、本当にメリットはあるのでしょうか?
●代理婚活パーティーってこんなもの
親による代理婚活はどのような手順で行われるのでしょうか。親専門の婚活パーティーに参加したことがある方からお話を伺ってみました。
『だいたい40人くらいの親が集まりましたね。
ほとんどが母親でしたが、中には夫婦で参加している方もおられました。当日はまず参加者リストが配られます。そこには結婚を希望している当事者たちの年齢、職業、長所や短所、身長、体重、喫煙するかどうか、飲酒するかどうかなどが細かく書いてあります。
気になる方がいたら、親御さんとお話します。リストからは分からない家柄の雰囲気などは、だいたい親御さんと話してみると伝わってきますね。話してみてお互い納得したら、子どもの写真付き身上書を交換する ……という流れです』(60代女性/主婦/30代息子が婚活中)
どうやら、当事者が参加する一般的な婚活パーティーと流れや雰囲気はあまり変わらない様子です。
ただ1つだけ違うのが「親だけが参加している」というところ。
当事者不在の婚活に、不安はないのでしょうか?他の経験者はこう語りました。
『真の婚活は、身上書を受け取った後からです。自宅に持ち帰り、家族みんなでお相手について検討します。10枚以上の身上書を持って帰っても、家族みんなが納得する相手は1人もいないことなんてザラです。でも、こうしてじっくり考えることができるので、娘が婚活パーティーの席に来なくても不安はありませんね』(50代女性/会社員/30代娘が婚活中)
●代理婚活のメリット
少しずつ増えてきている代理婚活パーティー。そのメリットを、参加者の声から考察していきましょう。
●時短で合理的に婚活できる
『私の友人は、5年もつきあった相手との結婚を親に反対され、婚約までいったのに破断となってしまいました。