戸籍謄本を持ち歩く!? 海外旅行でパスポートを紛失したときの対処法
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
パスポートは海外旅行の必需品。これがないと、どこの国でもさまざまなトラブルが発生します。
でも、決して大きくもなく薄い手帳のようなパスポートは、「あれ?」とばかりに失くしてしまったり、 知らぬ間に盗まれてしまったりしていることもあります。
海外旅行先でパスポートを紛失してしまったとき、慌てることなく対処できるようその対応方法を確認しておきましょう。
●パスポートの紛失はどこで起こる?
どこかに忘れてくる というのが意外にも一番多いパターンのようです。
出発に際して自宅に忘れてくる、海外の宿泊先に忘れてくる、空港のカウンターや入出国のチェックで置き忘れるなどなど……。
うっかり忘れは100%自分の責任です。
この他、まれにですが、ツアーコンダクターやホテルに預けたはずのパスポートが紛失してしまうこともあります。
そして、気をつけてはいても、スリや窃盗、強盗によって盗まれることもあります。
これらは不可抗力な部分もありますが、そんな可能性があることを知って用心しておく必要があります。
●パスポートがない!? まずは警察で紛失証明書『ポリスレポート』を取る
いくら探してもない、どこにあるかもわからない。
そんなときはまず宿泊先やツアー会社、コンダクターなどに紛失したことを相談する、または加入している保険会社などの相談窓口に電話をするといいでしょう。
パスポートの紛失に動転している気持ちを落ち着かせてくれ、正しい対処方法をアドバイスしてくれます。
続いて、できるだけ早く警察へ届け出ます。これは、紛失を証明してもらうため です。
公式なポリスレポートがないと、パスポートの再発行も臨時パスポート的な存在である渡航書も手に入れることができません。警察への届出は原則として本人が行います。
●パスポートの再発行
警察のポリスレポートを手に入れたなら、次はパスポートの再発行か渡航書を手に入れるために動きます。
滞在地に大使館か領事館があれば、そこに連絡すると必要書類を教えてくれますが、一般的には「ポリスレポート」のほかに、「紛失一般旅券等届出書」「一般旅券発給申請書」「パスポート用写真」「戸籍謄本か抄本」が必要となります。問題になるのは最後の戸籍謄本か抄本。これを持ち歩いている人は少ないでしょう。