子育て情報『出費の多さにビックリ!? 経験者たちが語る“キッズモデル”の実態』

出費の多さにビックリ!? 経験者たちが語る“キッズモデル”の実態

オーディションもお金がかかります。選考料だけじゃありませんよ。信じられないんですが、子供服ブランドのオーディションを受けるときにはそのブランドの服を自腹で買って、着ていかなければならないんです。たまに仕事が入ったって、ギャラは雀の涙。トータルだと大損ですよ 。

本音を言えば、もうやめてほしい。でも、妻がハマってしまっているので、なかなか言い出せないんです……』(40代男性/小学生女の子、幼稚園児男の子のパパ/キッズモデル歴5年)

オーディションにそんな経費がかかるとは知りませんでした。

受けるほど経費はかさみますが、数多く受けないと仕事につながらない。
そんなジレンマの中で活動を続けるのは苦しいですね。

また、キッズモデルの仕事は急に入ることが多いそう。現場までは親が送迎をしなければなりませんから、本格的にモデル活動をさせるなら共働きだと難しいでしょう。

実際、手が回らなくなって仕事を辞めてしまったというママもいました。経済的にはなかなか厳しいのが、キッズモデルの実情なんですね。

●幼稚園の先生から聞いた、こんなこぼれ話

さまざまな人にリサーチをしていたところ、驚きのこぼれ話も聞くことができました。

かつて幼稚園の先生をしていた方が打ち明けた、こんなエピソードです。

『随分昔の話です。
受け持ちのクラスにキッズモデルをやっているお子さんがいらっしゃいましたが、とても大変でしたね。「絶対にケガと日焼けはさせないで」 とご両親から念押しされ、運動会や遠足は3年間ぜんぶ欠席。夏のプール活動もダメ、日常の外遊びは最低限に。

一度お友だちとのトラブルで、顔に小さな傷跡を作ってしまったことがあったのですが、お迎えにきたお母様にはものすごい剣幕でお叱りを受けました。そのお子さんが在園している間は、毎日戦々恐々でしたね』(50代女性/幼稚園教諭)

キッズモデルの顔と体は、大事な商品。細心の注意を払って扱わなければなりません。

とはいえ、運動会や遠足に参加できなかったり、みんなと外遊びができなかったりするのは少しかわいそうにも思えます。

子ども自身がモデル活動に喜びを感じ、自分の意思でそうしているならまだいいでしょう。
でも、親が過剰な期待をかけ、子どもの自由を奪ってまでモデル活動をさせているなら、それは好ましくありませんね。

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キッズモデルの実態、いかがでしたでしょうか。

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