「優しい子に育って欲しい」相手の気持ちが理解できる子育て方法
さまざまな統計調査で、親が子どもに期待することの上位には「優しい子に育ってほしい」「好奇心旺盛な子に育ってほしい」という心の成長に関するものが多くあげられています。
しかし、このようなママの願いはどうやって叶えたらいいか・・・非常に難しく感じるかもしれません。
私がオススメしている方法は“植物を育てる”ということです。
簡単に思われるかもしれませんが、ちょっとしたコツがポイントになりますので、今回は、親子で植物を育てることのコツと効果についてご紹介します。
●植物とゆっくり向き合える
植物は動物と違って、目の前で動いたり反応したりすることはありません。
ゆっくりと話をしながら、子どもが自主的に向き合う(観察する)状況を作るには、植物が一番ぴったりです。
まずは、お子さんと一緒にお水をあげたり、絵を描いたりしながら、じっくり観察することからはじめましょう。
「こっちの葉っぱは細長いけど、こっちの葉っぱはハート型だ」「上の方の葉っぱの色と下の方の葉っぱの色が違う」など、じっくり眺めることでさまざまな発見ができます。
この「それぞれちょっとだけ違う」という観察や感じ方が、心の成長の土台 となります。
●植物の成長条件を体験的に学べる
親子で一緒に植物を育てていると、“植物が成長するには何が必要なのか”を体験的に学ぶことができます。
毎日の水やりから、植物には適度な水分が必要であることを感覚的に理解できます。
また、植物によっては、大量の水をあげてはいけない季節もあり調節が必要なことも学べます。
さらに、普段から葉っぱの部分に光が当たるように意識をさせたり、日陰に置いたりすることで、理科の必須知識になる“光合成”のことも自然に学ぶことができます。
また、日本には四季がありますので、植物ごとにも季節があり、元気な時と休んでいる時があることを知ることもできます。
●植物の生息地域を知る
わが家ではいくつかの植物を子どもと育てているのですが、寒さに弱い植物がほとんどです。冬になると、葉っぱが落ちたり、変色したりします。
次男が育てている“パキラ”も最近葉っぱが落ちてしまい、子どもはとても心配していました。
このような時こそ、子どもに植物の仕組みを説明し、子どもの心を成長させるチャンス です。
わが子には、「パキラは元々あたたかい国の植物だから、寒さに強くないんだね。」