今は不寛容な時代? 子どもと電車に乗る際の注意点は
もちろん当時の筆者夫婦も用いた有効な方法の一つではありますが、何をやっても収まらないほどひどいグズりのときは、もうこれしかありません。
小さい子どもを連れて電車に乗る場合は、「目的地に着くまで何時間かかっても仕方ない」 くらいの開き直りも重要です。
子どものコンディションがよくなさそうなとき…
最後の注意点。それは、『子どものコンディションがよくなさそうなときは電車には乗らない』 ということです。
ママのみなさんであれば筆者などが何を申すまでもなくいろいろな工夫と努力をされていますよね。電車に乗るときにはお子さんが好きなおもちゃやお菓子を用意したり、しりとりやなぞなぞなどをして気を紛らわせたり。
いつの時代でも子どもに向き合うときのママたちの辛抱強さには敬意を表します。本当に「母は強し」だと思います。
それでも、お子さんのコンディションが明らかによくなさそうなときは電車に乗るにはやめて、別の日に回せる用事であれば別の日に回してやってください。
子どもは子どもです 。親がどんなに努力したところで虫の居所がわるいときには泣き止むものではありません。
そして、子どもとはそういうものだということを分かっている大人の割合が相対的に少なくなってしまった今の日本の社会では、子どもの虫の居所がわるいときに電車に乗せることは危険を伴います。
悲しいことではありますが、現実は直視しなければなりません。
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いかがでしたでしょうか。
本当であれば、子どもにたいして不寛容な世の中の空気を変えることの方が重要なのであって、子どもを連れて電車に乗るときにママがビクビクしなければならない社会なんておかしいのです。
現実には対応していかなければいけないので今回このようなお話をしましたが、それが筆者の本意ではないことだけは、終わりに申し上げておきたいと思います。
●参考リンク
先輩ママが伝授!子連れでの電車トラブルを避けるとっておきの方法暮らしニスタ
●ライター/鈴木かつよし
●モデル/前田彩