育児ってママだけがすること? 忙しいパパでも知るべきこと
こんにちは、佐原チハルです。
ワンオペ育児は、ママに大きな負担を与え、追い詰めてしまうことがあります。パパ自身も、家庭に居場所をなくしてしまうかも ……?
そこで今回は、ワンオペ育児の問題点と、仕事に忙しいパパの「うちはこうしてるよ!」の声をご紹介してみたいと思います。
ワンオペ育児で心が折れてしまったママ
筆者の友人家庭はかつて、妻のワンオペ育児が続いたことが原因で、危機を迎えました。
友人は、多忙な会社で働く30代の男性です。家族想いの男性ですが、“家事・育児は妻の仕事”と当たり前のように信じてもいました。
産後のママさんの姿は友人から見れば完璧で、とても頼もしく思えたそうです。
しかしその後、彼女はしきりに「辛い」と言い始めたそうです。
そんな生活が数週間続いた頃、ついにママさんは動けなくなって しまいました。
泣き続ける赤ちゃんの声から、お隣さんが窮状に気づいてくれたのが助けになりました。その方に助けられながら、ママさんは遠方に住む実家の親にどうにか連絡をし、保護してもらって事なきを得たそうです。
あの日お隣さんが不在だったらと考えると、今でも恐怖を感じるそうです。
ワンオペ育児で子からパパへの信頼もクライシスに?
ワンオペ育児に耐えかね実家に帰った、というママ友は、私にも数人います。ここでご紹介するのは、そのまま離婚に至った友人です。彼女は30代、当時は専業主婦でした。
●ワンオペがきっかけで抱いた、妻としての夫への不信
「子どもが首すわった頃くらいのとき、元旦那に『最近料理してないよね』 って言われたの。
『家事サボりすぎ』って」
乳児期の育児は、息つく暇もありません。トイレに行くことさえ難しいこともあります。「そんな状態で家事なんてできるわけない」と、友人は元夫にも伝えたそうです。
「そしたら『食洗機でも買えば』 って言われたんだよね。で、あぁこれは無理だわって思って」
便利家電の導入は、負担を軽くはしてくれますが、肩代わりはしてくれません。
「一緒に家庭運営していくパートナーなのに、道具だけ与えて自分は何も変わるつもりがないって、そんな無責任な人とはやってけないって思ったの」
●ワンオペで育てられた友人は、“父”への信頼も失っていた
この友人のお父さんは、家事も育児もしない人でした。友人は、“ワンオペ育児で育てられた子ども”でもあったのです。